きのう(火)は西日本から初雪の便りが続々と届きました。今週後半は日本海側の山沿いを中心に大雪になり、雪に慣れていない九州や四国、東北の太平洋側などの平地でも雪の積もる所がありそうです。年末年始に記録的な大雪になった青森は、雪が40~50センチほど溶けましたが、まだ平年の2倍くらいの雪が残っています。重たい雪で、一層の警戒が必要です。

8日(水)午前3時の気圧配置と雲の様子

　寒波が襲来しています。今回は11日(土)ごろまで今季最も長く居座り、日本海側の広い範囲で警報級の大雪になるおそれがあります。

11日(土)朝までに予想される降雪量

　72時間降雪量は、北陸や東北の山沿いを中心に広範囲で100センチ以上で、広い範囲でドカ雪が予想されています。

8日(水)午後2時の雪や雨の予想

　きょう(水)は、特に日本海の発達した雲(JPCZ・日本海寒帯気団収束帯)が流れ込む北陸を中心に雪が強まり、短時間で積雪が急増するおそれがあります。太平洋側も、西日本や東海、東北などで雪雲の流れ込む所があるでしょう。

8日(水)午後11時の雪・雨・風の予想

　日本海側では、瞬間的に最大30メートル前後の風が吹き荒れ、ふぶく所もありそうです。

大雪時の注意・警戒点まとめ

　今回はあらゆることに警戒、注意が必要です。空の便や新幹線など交通機関の乱れ、車の立ち往生、着雪による停電や倒木、屋根からの落雪、なだれ、路面の凍結などに警戒、注意をしてください。

8日(水)の天気予報と予想最高気温

　一方、太平洋側の関東などは広い範囲で晴れて、空気がカラカラに乾燥しそうです。 　最高気温は、東日本や北日本できのうより低く、東北は5℃以上低くなるでしょう。東京は11℃で、西日本でもひと桁の寒さの所が多くなる予想です。晴れる地域でも寒さ対策は万全にしてください。 （気象予報士・丸田絵里子）