都心のパークサイドで暮らしながら働く、フルリモートが楽しくなる家
【&w連載】リノベーション・スタイル
Kさん(30代) 東京都目黒区 / 築54年/51.66㎡ ◇ 公園近くの眺望のいいマンションを、リノベーションしたKさん。元々、ブルースタジオがリノベーションをした賃貸住宅「やよい荘」に住んでいました。レトロな雰囲気の木造建物を気に入ってくれていたようですが、もう少し広い家に住みたいと引っ越しを考え始めたそうです。そんなとき、ブルースタジオが担当したリノベーション物件を見学に行ったところ、「毎月の家賃と同じくらいでこんな素敵な家に住めるなら、リノベーションをしよう」と、次の住まいの方向性が固まります。 【画像】インテリアの写真や間取りはこちら(10枚) 仕事がフルリモートになったこともあり、「家にいる時間が長いからこそ、自分の好きな空間にしよう」という気持ちが強くなり、20件以上の物件を内覧。今回は物件探しからお手伝いをしましたが、最終的に、眺望の良く、抜け感があるマンションを購入されました。 Kさんのご希望は、パークビューという物件の特徴を活かした、気持ちのいい家にすること。物件を購入する段階で、どんなリノベーションにするのかを一緒に相談していたので、プラン作りはスムーズでした。 1LDKだった間取りは、余計な間仕切りは作らない大きなワンルームに。LDKの窓から公園の緑が見えたり、池の水の音が聞こえたりするような、リラックスできる空間になりました。キッチンのカウンターも窓と対面になるように設置し、料理をしながら外の風景を眺めることができます。 寝室はLDKとは床の素材を変えることで、仕切りがなくても個室のように。LDKの窓からの光を感じ、朝気持ちよく目覚められるそうです。 さらに、Kさんがこだわったのは、水回りのインテリアです。「タイルを使いたい」と、ご自身でイメージに近いピンタレストの画像をたくさん集めていました。やりたい方向性が絞られていたので、私たちも提案しやすかったです。 LDKの印象を決めたのは、キッチンカウンターに使用した黒のタイルです。見かけだけでなく、使い勝手にも影響してくる部分なので、タイルを使うことのデメリット(目地が汚れやすい、凹凸があるので料理がしにくいこともある)をきちんとお伝えし、Kさんが納得して選ばれました。 浴室は在来工法(タイルを使うなどし、好みに合わせて自由にレイアウトする)を希望されましたが、予算の都合もあってユニットバスに変更。その代わりに、洗面とトイレを合わせたラバトリー(洗面室)に、好きなタイルを使うことにしました。ブルーグレーのタイルが映える、ホテルのような美しいスペースになりました。 フルリモートで、海外とのやりとりが多いお仕事をしているKさん。仕事とプライベートのメリハリがつきにくいからこそ、家の居心地良さが大切です。「自分の家がいいな」と思えると、仕事もはかどるし、暮らしも充実します。暮らしながら働く、働きながら暮らす、毎日が楽しくなる家になりました。