「中島らもや吾妻ひでおの本に書いてあった通りだ!」 ストロング系飲料を「1日10缶」飲んでいた男が、断酒した後に体に起きた“異変”
前回の記事(「ストロング系」毎日10缶飲んでた男の驚きの出費 「さすがに、詰んでるな…」計算して天を仰いだ)では筆者がかつて毎日10缶、ストロング系缶チューハイ(以下、ストロング系)を飲んでいたこと、その数年後には健康診断で「γ-GTP 2410(通常は40~60)」という数字が出たことをお伝えした。まだ、30歳にもなっていないのだから、ロクでもない話だ。 【画像5枚】酒断ちに成功も、身体は新たな“依存先”を探して そして、医者にアルコール依存症と診断されて以降、一滴も酒を口にしなくなった筆者だが、だからといって健康的な生活を送れているわけではない。断酒したことで、体が他に依存対象を求めたのだろうか。異常なまでに糖分を摂取したくなってしまうようになったのだ。
■散財癖のおかげで、暴食は防げた学生時代 改めて振り返ると、学生時代、親に学費も家賃も払ってもらっていたが、バイト代が入れば古本、CD、レコードに溶かしていた。それでも、毎晩レンタルDVDをTSUTAYAで借りて見たいし、もっとiTunesに音楽を保存したい。 そこで、食費を削ることにした。朝起きたら講義の始まる30分前のため、朝食なんて食べる暇なく大慌てで大学に行き、昼は学食か売店で300~500円程度の弁当を食べる。十分安いがそれでも節約したいときは、自宅から炊いて冷凍したご飯を持ってきて、それをサークル室のレンジで温めて、コンビニのホットスナックコーナーの揚げ物をおかずに食べていた。しかし、さすがに後輩たちから哀れみの目で見られたため、おにぎりとフライドチキンを食べるようにした。それで、300円以下だ。
【画像5枚】「中島らもや吾妻ひでおの本に書いてあった通りだ!」 ストロング系を毎日10缶飲んでいた筆者。幸いにも断酒に成功するが、身体は新たな“依存先”を探して… そして、晩は可能な限り深夜に食べる。というのも、夜遅くに食べてすぐに寝ることで、体内での食べ物の消化のスピードが遅くなるのか、日中空腹感に襲われることがないのだ。そこで、夜はカップラーメンやコンビニやオリジンで500円以下の弁当(当時は結構あった)をアルコール度数37.5%のウォッカで流し込むようにしていた。