旅行保険に入るべき? その判断に役立つ4つの質問。旅行ライターが共有してくれた(海外)
2. 少なくとも700ドル(約10万円)?
マーキット氏が次に考えるのは旅行の費用だ。彼女がラスベガスへ向かったときの飛行機代は60ドル(約9000円、1ドル=150円換算:以下同)、もし保険を買っていたら、保険料金は6ドル(約900円)だった(費用の10%)。バイキングリバークルーズははるかに高額で6000ドル(約90万円)、保険の掛け金は400ドル(約6万円)前後、費用のおよそ6%だった。 このように、旅費が関係してくるのではあるが、マーキット氏は「購入」ボタンをクリックする前にパーセンテージのことはあまり考えない。その代わりに、旅費がこの額を超えたら保険にお金を使う、というラインを漠然と決めている。 「私の場合、だいたい700ドル(約10万5000円)のラインを超えたら、金銭リスクがあるとみなして旅行保険の加入を検討している」とマーキット氏は言う。 彼女の経験上、700ドルの旅費なら、保険料はだいたい14ドルか15ドル(約2100円から約2250円)で、これは旅費のおよそ2%に相当する。
3. クレジットカードで何をカバーできる?
次にマーキット氏はクレジットカードの特典を考える。ときに、クレジットカードが旅行保険を提供し、荷物の紛失や旅行のキャンセルなどをカバーしている場合がある。その場合、旅行代理店が提供する追加の保険は、無駄になるので買うのは避ける。
4. 簡単に手に入る?
マーキット氏は旅行保険を見つけるのに多くの時間をかけない。たとえば、バイキングリバークルーズを予約したとき、単純にバイキング社が提供する保険を買った。何がカバーされ、何がカバーされないかを知るために、保険内容にはしっかりと目を通すが、複数の保険会社間の価格差はあまり大きくないので比べようとはしない。 自動車保険や生命保険のように定期的な支払いが必要な場合は、毎月の掛け金を節約するために価格を比較することには意味があるだろうが、旅行保険は買い切りタイプの保険なので、マーキット氏は手軽さを重視する。 「私の印象では、たくさんの見積書を取り寄せて内容を詳しく比較する苦労に見合うほどの価格差はないと思う」とマーキット氏は主張する。「5ドルや10ドル(約750円や約1500円)の違いのために、何時間も自分の時間を費やそうとは思えない」
Brynne Conroy