生活費を稼ぐため「週6日」でバイトをするという娘。学生にしては働きすぎではないでしょうか?学業との両立も心配です。
学生がバイトをする理由はさまざまです。目的のためにバイト日数を増やす方もいますが、あまりバイトに専念しすぎると学業に影響が出る可能性もあるでしょう。特に、生活費を理由にバイト日数を増やしている場合は、ほかにも方法がないか探してみることが大切です。 今回は、学生の平均バイト時間や必要な生活費、効率よくバイト収入を増やす方法などについてご紹介します。 ▼扶養内で働いてるけど、労働時間が「週20時間」を越えてしまった!「社会保険」に加入する必要はある?
学生の平均バイト時間はどれくらい?
株式会社タイミーが2023年に隙間バイトサービスを利用している学生へ実施した「学生のアルバイトに関する実態調査」によると、隙間バイトサービス以外のバイトは毎月9~12回、週2~3日のペースで働いている方が25.9%と最も多い結果でした。また、隙間バイトは週1日ペースで実施している方が最も多い割合です。 つまり、隙間バイトも含めると、週4日ペースでバイトをしている方が多くいるといえるでしょう。調査結果から考えると、週6日のバイトは平均よりも多いと考えられます。生活費のためとはいえバイトの勤務日数を増やした結果、学業に影響が出る可能性も少なくないでしょう。 学業と両立してもらうためにも、娘が生活費に困っている場合は、親からの支援も検討が必要です。
学生の生活費はいくら必要?
全国大学生活協同組合連合会が2023年に実施した「第59回学生生活実態調査」によると、自宅生の平均生活費は収入が月に6万5970円、支出は月に6万4340円でした。また、収入のうちバイト代は4万3010円と大半を占めています。 一方、下宿生の平均生活費は収入が月に12万9240円、支出が月に12万7500円でした。しかし、収入のうちバイト代は3万6110円と自宅生よりも少ない結果です。下宿生の収入は、仕送りが7万120円と最も多い割合でした。 結果から、下宿生の多くは生活費をすべてバイト代で賄わずに、仕送りを頼りにしているケースが多いと考えられます。 さらに同調査によると、バイト代の使用目的は生活費にゆとりを持たせるためや、旅行・レジャー費用のためという方が多くいました。調査結果からも、もし親から支援ができるのであれば、娘がバイト代だけで生活費を賄う必要はないでしょう。 しかし、親からあまり支援ができないときは、バイトの時間を増やさざるを得ないケースもあるでしょう。学業と両立するためには、できるだけ効率よく稼げる方法を探してみましょう。