スケボー四十住と開の金銀フィニッシュと敗者を励ます友情シーンに世界が感動「日本の10代が圧倒的な強さを見せている」
ニューヨークタイムズ紙も「日本が初のスケートボード種目で3つの金メダルを獲得」という見出しで四十住の金メダル獲得を報じた。 「リップトリック、グラブ、エアリアルスピンなどの技を披露するパーク競技で、日本の四十住が金メダルを獲得し、東京でより若々しさにあふれた祝福を受けた」と続けた。 同紙は、1936年のベルリン五輪の飛び込み競技でマージョリー・ゲストリングが13歳267日でマークした五輪史上最年少の金メダル獲得記録を12歳の開と13歳28日のブラウンが破る可能性があったことを伝え、五輪における10代の選手の活躍の意義について、こう解説した。 「スケートボードがオリンピックに採用されたのは、まさにこの理由によるもので、若々しいエネルギーを加えるためだった。それは特に女子に顕著だったといえる」 そして日本におけるスケートボードを取り巻く環境が決して恵まれていないことも紹介した。 「スケートボードは、過去2世代にわたる米国でのブームを反映して、日本でも長い間、人気を博してきた。しかし、日本の街中でのスケートボードに関する規制はアメリカに比べてはるかに厳しい。公共の場で滑ることは、ほとんど認められておらず、特に東京では街の歩道でスケートボーダーを見かけることはない。スケートボーダーは大きな声を出し、無礼で、無法者だという評判がある。だが、スケートボードがオリンピックの種目に加わり、スケートボードを正当なスポーツとして捉える親が増えた。街中よりも適切だとしてあまり人目につかない場所や公共の公園の隅にスケートパークが建設されるようになった」 また米のSNS上では選手たちが励まし合う姿が話題になった。 米NBCの五輪公式ツイッターアカウントには、4位に終わった岡本を各国の選手が励ましているシーンの動画が張り付けられ、ツイートにはこう書かれていた。 「私たちがスポーツを愛する理由。日本の岡本選手が最終滑走で転倒した後、仲間の選手たちが彼女を抱え上げてくれました...文字通り持ち上げています。#東京オリンピック」 この感動的な姿に共感を覚えるリプライが殺到していた。 「スケーターたちがお互いに応援し合う姿はとてもかっこいい。まるでただパークにやってきて、彼ら自身が楽しんでいるかのように見えた」 「そうあるべきものとして世界がここに集まりました。私はスポーツマンシップと、そこに現れる美しい心が大好きです」