アウディQ7 最新テクノロジーで再びのアップデート エクステリアライトで個性の主張が可能に
あらゆる状況で圧倒的なパフォーマンスを発揮:V8 TFSIガソリンエンジンを搭載したSQ7
新しいSQ7 TFSIには、スポーティな遺伝子が組み込まれており、デザインを一新したフロントスポイラー/印象的なリアディフューザーを特徴とする。 シングルフレームグリルには、スポーティなカラーによるL字型インレイが縦方向に配置され、存在感が際立つ。より大きなエアインテークには、表面全体にハニカムグリルが装着され、さらにドアミラーハウジング/シングルフレームのインレイ/サイドエアインテークのエッジは、スポーティなアルミ調となる。 サイドスカートのインレイにも、同じ配色を採用し、SQ7 TFSIは、ブラックおよびブラックプラス・オプティクスパッケージも選択が可能だ。 製品アップグレードの一環として、SQ7 TFSIには、最高出力507ps/最大トルク78.52kg-mを発生する4.0TFSIが搭載されており、このエンジンには、素早いシフトを特徴とする8速ティプトロニックとクアトロ・フルタイム4輪駆動システムが組み合わされている。 このエンジンを搭載したSQ7 TFSIは、0-100km/hを4.1秒で加速し、最高速度は250km/hに電子的に制限される。1-3-7-2-6-5-4-8の点火順序を備えた4.0TFSIは、スポーティで重厚な独特のサウンドを奏でると表現する。 低中負荷状態(16.32~25.49kg-mおよび最大トルク要件14.79kg-m/950~2500rpm)では、上位ギア選択時にシリンダーオンデマンドシステムが、燃料噴射および点火を止め、吸気バルブと排気バルブを閉じることによって、2番/3番/5番/8番のシリンダーを休止させる。 この切り替えプロセスにかかる時間はわずか数ミリ秒で、ドライバーが気付くことはほぼないと述べた。4気筒モードでは、高まる負荷に対応するよう、アクティブなシリンダーのバルブ作動ポイントが変更され、熱効率が向上するという。 その一方で、休止したシリンダーは、ほとんどパワーの損失を発生することなく、ガススプリングのように作動を続ける。ドライバーがアクセルペダルを踏むと、休止したシリンダーが直ちに再起動する。 スポーティなサウンドを実現するために、エキゾーストシステムの2つのアウターテールパイプには排気バルブが設置され、負荷とエンジンスピードに応じてサウンドを調整するとも述べた。 最適な走行体験を実現するには、最高のエンジンだけでなく、優れたサスペンションコンポーネントも必要だ。オプションのアドバンストサスペンションパッケージには、スポーツディファレンシャルも装備される。 高速コーナリング時には、2つの多板クラッチを使用して左右の後輪の間でトルクを調整し、グリップの高いコーナー外側のホイールに、より多くのトルクを配分するトルクベクタリングとして知られるこのシステムにより、より軽快で正確なハンドリングが可能になったと述べた。コーナリングや加速時には、クルマは文字通りカーブに押し込まれ、アンダーステアの兆候を打ち消すという。 このパッケージに装備される2番目のコンポーネントは、エレクトロメカニカル・アクティブロールスタビリゼーション(eAWS)でる。このシステムには、前後のアクスルに、トランスミッションに接続された小型の電気モーターが搭載され、スタビライザーが2分割される。 直進走行時、サスペンションコントロールは、双方のスタビライザーが互いにほぼ独立して作動して、凹凸のある路面でボディの動きを軽減する一方、スポーツ走行時には、分割された左右のスタビライザーを電気モーターで逆回転させることにより一つのユニットとして機能することにより、コーナリング時にロール角が大幅に減少し、車両のハンドリングがさらに正確なものになるという。 eAWSは48Vのスーパーキャパシタから電力を供給され、非常に短時間に大電流を吸収および放出できるこの小型軽量のエネルギーストレージユニットは、2つの電気モーターにそれぞれ最大1.5kWの電力を供給する。 SQ7 TFSIは、20インチホイールと285/45タイヤを標準装備。またオプションで21インチおよび22インチホイールを選択することも可能となる。フロントブレーキディスクの直径は400mm/リアブレーキディスクの直径は350mm。 ブラックのブレーキキャリパーには、フロントにアウディのSモデルであることを象徴するSロゴが装着され、オプションでレッドキャリパーも選択可能となる。