ホンダ「ライフ ステップバン」を400ccに排気量アップ! 内外装もひとまずレストア完了して5MTに換装予定です
目指すは中身を快適にアップデートした、まるで新車のようなステップバン
360ccのクラシカルな軽自動車がたくさん集まったイベント会場で、最も台数の多い一大勢力となっていたのがホンダ「ライフ ステップバン」でした。そのなかでも、美しくレストアされた、まるで新車のような綺麗なボディが目立っていた1台を紹介します。 【画像】快適装備でアップデート! 新車のようなボディのホンダ「ライフ ステップバン」を見る(17枚)
数あるステップバンの中でもボディの美しさが際立つ1台
大阪の築港赤レンガ倉庫脇にある広場で開催された「360だョ!全員集合 in OSAKA」会場で発見したのは、美しくレストアされたホンダ「ライフ ステップバン」だ。 ホンダ「ライフ」のコンポーネンツを流用し、背の高いボンネットバンタイプのボディを載せて1972年に登場した派生車種、ライフ ステップバン。今でこそ当たり前となった軽トールワゴンを、今から50年も前に販売していたのだ。FFであるライフをベースとしたことで、当時としては例のないフロアの低さで、デリバリー用途や荷物を積んで走り回る営業車としても活躍した一方で、今で言うレジャービークル的な使い方もされた万能車だった。
現在はようやくボディが完成した段階。快適化プロジェクトはまだまだ続く
オーナーの吉岡さんは、今から半年前にこの1974年式ステップバン・スーパーデラックスを入手し、ほとんど乗らずにレストア作業をスタート。今回のイベント直前にボディまわりが完成し、ギリギリでイベントデビューを飾ったそうだ。 「見た目はオリジナルで、快適に走るクルマを目指しました。まだ全てが終わったわけではないんですが、ようやくボディと内装が仕上がった、という感じですね」 ボディはしっかりとレストアしたうえでホワイトでペイント。内装は真っ赤な生地でシートを張り替え、ドアパネルは腐食していたベースから再生して蘇らせた。そのうえで、ホンダ「Z」用を流用したウッドステアリングを装着したり、ラジオにbluetoothを追加することでスマホの音楽を楽しめるようにしたりと、快適化のためのカスタマイズを並行して行っている。さらに純正エアコンを装着するなど、派手ではないが、快適に乗れるアイデア満載のインテリアとなっている。
【関連記事】
- 【画像】快適装備でアップデート! 新車のようなボディのホンダ「ライフ ステップバン」を見る(17枚)
- ◎ 激レアなホンダ「ライフピックアップ」を「NSX」のパールホワイトで全塗装! 総生産1000台少しの希少車をカスタムして楽しんでます
- ◎ なつかしのホンダ「N360」はラリーカーをオマージュ! 空冷ホンダ車マニアが「ホンダZ GS」からエンジンを移植して仕上げた本気仕様でした
- ◎ 昭和レトロなダイハツ「ハイゼット」はトヨタ「カローラ」よりも古い歴史を持っていた! 唯一の角目は3代目のみ、パーツ探しもひと苦労です
- ◎ 「ガチャピン」と呼ばれたマツダ「ポーターキャブ」を日産「チェリー」のオレンジにペイント! もとは消防車として活躍した個体でした