ガーナにある「世界最大級の古着市場」で大規模火災、市場の3分の2が焼失(海外)
ガーナの首都アクラにある世界最大級の古着市場が火災に見舞われた。 カンタマント市場には毎週1500万点の衣類が集まり、約3万人が働いている。 【全画像をみる】ガーナにある「世界最大級の古着市場」で大規模火災、市場の3分の2が焼失 支援団体は世界のファッション業界に救援を求めた。 ガーナの首都アクラにある世界最大級の古着市場が火災に見舞われた。 約3万人の業者が働き、アメリカ、イギリス、中国といった裕福な国から毎週1500万点もの衣類が集まるカンタマント市場では、1月2日に火災が発生し、そのおよそ3分の2が焼失した。 数千人が自分たちの露店を失った。ガーナ消防局によると、火は完全に消し止められ、負傷者や死者は報告されていない。同局は出火原因を調べている。 現地では片付けが進んでいて、支援団体は世界のファッション業界に救援を呼びかけている。 「古着市場の価値を認めるだけでなく、その再建と維持のために具体的な支援をすることによって、世界のファッション・エコシステムが連帯を示す重要な局面だ」とアメリカとガーナに本部を置く非営利団体The Or Foundationのクリエイティブ・ディレクター、ダニエル・マウリ・クイスト(Daniel Mawuli Quist)氏はコメントしている。 今回の火災は、世界のファッション業界が廃棄物処理の代替手段を欠いていることを浮き彫りにしている。
Catherine Boudreau