【オリックス】オリ姫デー 女性ファンが5年で約3倍に ファンを増やし続ける戦略を取材
日テレNEWS NNN
プロ野球のオリックス・バファローズが、6月27日まで開催している『Bs オリ姫デー2024 supported by DHC』。 【画像】女性ファンでにぎわう『オリ姫デー』を取材 “オリ姫”と呼ばれるオリックスの女性ファンをターゲットにしたイベントで、初日の21日には限定グッズを求め、ショップ開店前に約500人の行列ができました。さらに、開催前に実施された推しの選手を選ぶ投票企画では、去年の約2.6倍の投票数となるなど年々、人気が高まっています。 着実に女性ファンを増やしている戦略について、球団のイベント担当者とグッズ担当者に話を伺いました。
『オリ姫デー』は2015年からスタートし、今年で10回目を迎えました。そもそも、オリ姫デーを開催するきっかけは何だったのか? まずは、イベントを担当するオリックス・バファローズ管理本部 広報宣伝部の船橋京子さんに聞きました。
――『オリ姫デー』を開催するに至ったきっかけは何ですか? 船橋さん:従来、うちだけじゃないと思うんですけども、やっぱりプロ野球のファンっていうのはどうしても男性が多かったっていうところがありますので。男性だけじゃなくて、ファンの幅を広げていきたいので“女性向けのイベントっていうのができないか”っていうところがきっかけです。 ――女性ファンを増やしたいと考えた理由については? 船橋さん:女性の方が、イベントに参加する熱っていうんですかね。ただ単に、野球を見に来るだけじゃなく「あれも買いたい。これも食べたい」っていうのが、そこに目を付けたといいますかね。女性が動いたら、いろんなものも動きますし。
また、女性ファンの方が男性ファンに比べてSNSの拡散力やグッズの購買意欲も高いと分析したことも開催のきっかけになったといいます。 スタート以来、年々パワーアップしており、2021年は「カフェ店員」、2022年は「キャンプ・アウトドア」、2023年は「アイドル」など、その年ごとに決めたコンセプトに沿って選手たちがなりきったグッズなどを展開。『オリ姫デー』の効果もあり、20代女性のファンクラブ会員数は、ここ5年で約3倍になったといいます。 節目の10回目となる今年は「ミュージシャン」がコンセプト。どのように決まったのでしょうか。