【オリックス】オリ姫デー 女性ファンが5年で約3倍に ファンを増やし続ける戦略を取材
――今年のコンセプトが”ミュージシャン”になった理由は? 船橋さん:音楽と野球っていうのは、そもそも相性がいいところがあります。普段、野球選手ってバットやグラブを持ってますけど、(楽器の)コントラバスとかギターを持ったら絶対格好いいんじゃないかなっていう。そこのビジュアルの発想からも、今回(コンセプトが)決まりましたかね。 ――こだわったポイントはありますか? 船橋さん:(衣装を)一部、海外でも調達してもらったり、国内でも古着屋さんとかにリメイクしてもらいました。ミュージシャンなんで、ステージ映えするような派手めなメイクにしてもらったり、本当にミュージシャンっていう感じに見えるようにこだわりました。楽器の持ち方一つにしても、プロのミュージシャンの方に来ていただきまして、細部にまでこだわって撮影をさせてもらいました。
■「アイドル、アニメ業界などもチェックして…」グッズのこだわり
そして、『オリ姫デー』で年々、注目度が高まっているのが“限定グッズ”です。そのこだわりについて、グッズ担当・事業本部 MD部の竹内久美子さんに聞きました。 ――ミュージシャンに合わせたグッズのこだわった部分を教えてください。 竹内さん:プロ野球グッズっていうことをあまり考えずに、いかにミュージシャンっぽい商品を展開できるかというところにこだわりました。実際に音楽フェスに足を運んで、そこで販売されているグッズだとか、あとはそのフェスを楽しんでいらっしゃるお客様の様子を見て、そこからアイデアを得て商品企画に生かしました。
――野球に興味のない方にもグッズを手に取ってもらうために工夫していることはありますか? 竹内さん:野球グッズらしくない=野球選手っぽく見えないアイドルのような位置づけで、選手を見てもらえるっていうのは、普段野球を知らない方たちがグッズを手に取るハードルがすごい下がっているのかなと。 今どんなものがはやっているのかっていうのを、同じ野球界だけじゃなくて、アイドル業界だったり、アニメとかキャラクターなどもチェックするようにしていて、常日頃からアンテナを張って、商品企画に生かすようにしています。