【時系列でわかる③】イスラエル国防相「ガザ地区を内側から見るだろう」近く地上侵攻に踏み切る構え(16日から20日まで)
■10月17日 イスラエルの日本企業関係者は全員退避 経産相
イスラエルに進出している日本企業87社が退避を完了したことがわかりました。 西村経産相は「現在、イスラエルには日本企業87社が進出しておりますけれども、今回の事案を受けて、メディアの方々を除いて、日本企業については、全員退避が完了している」と明らかにした上で、日本として、「引き続き在留邦人の安全確保に万全を期していきたい」と述べました。 また、イスラエル・ハマスの軍事衝突を受けて原油価格が上昇基調にあるとして、「物価高を含む日本経済への影響を、緊張感を持って注視する」と懸念を示しました。 引き続き、エネルギーの主要消費国などと連携して、産油国に増産などを働きかけていきたいとしています。
■日本時間10月17日未明 ハマス“人質”女性の動画公開
ハマスは拘束し人質としているイスラエル人女性だとする動画をSNSに公開しました。 動画の中で女性は「手当てを受け薬ももらっている。一刻も早く家族のもとへ、帰してほしい」などと訴えているということで、イスラエルメディアは「ハマスのプロパガンダ」だと非難しています。
■10月17日 「どうか娘を取り戻して」ハマスの“人質”家族が会見
イスラム組織「ハマス」の人質になっているとみられる女性の家族が17日午後、会見しました。 女性の母親は「ハマスが彼女に言わせたいことを語っているように見えた。世界の皆さん、どうか娘を取り戻してください」と訴えました。 イスラエル側は199人が人質となっているとしている一方、ハマスは、200人から250人を人質にとっていると主張しています。
■10月17日 ガザ地区の病院に“空爆”500人以上死亡か ハマス発表
イスラム組織「ハマス」側の発表によりますと17日、ガザ地区北部の病院が、イスラエル軍の空爆を受け、これまでに500人以上が死亡したということです。 これに対しイスラエル軍は、ガザ地区から発射されたロケット弾によるものだと反論していますが、この発表に先立って、エジプトやカタールなどアラブ諸国が非難声明を出したほか、カナダのトルドー首相も「病院を攻撃することは容認できない」と述べるなど、各国から非難の声があがっています。