イスラエル、緩衝地帯に軍展開 シリア政権崩壊で
【ニューヨーク時事】イスラエルのダノン国連大使は9日、シリアのアサド政権崩壊を受け「市民に対する脅威への対抗措置」として、占領地ゴラン高原の緩衝地帯にイスラエル軍を「一時的に展開した」と表明した。 【ひと目でわかる】シリア 国連安全保障理事会に宛てた書簡で明らかにした。 シリア南西部に位置するゴラン高原は、1967年の第3次中東戦争でイスラエルがシリアから奪取した。両国は第4次中東戦争後の74年に結んだ停戦協定で緩衝地帯を設置。停戦監視のために国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)が駐留している。