仕事で熱中症…昨年だけでも31人が亡くなっている現実 「まさかこんな曇りの日に」「忙しすぎて水を飲む暇もなく」危険を感じた体験談
熱中症リスクの高い危険な職場の特徴とは?
厚生労働省が発表した2023(令和5)年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」によると、熱中症による死亡者は建設業(12人)や警備業(6人)で多く発生しています。 熱中症で死亡災害に至ってしまった職場では、多くの事例で暑さ指数(WBGT:気温に加え、湿度、風速、輻射(放射)熱を考慮した暑熱環境によるストレスの評価を行う暑さの指数)を把握せず、予防のための従業員教育を行っていないことがわかっています。 毎日暑い環境で仕事をする職場では、「WBGT指数計」が置かれているか、熱中症の予防や啓もう活動が行われているか、ぜひチェックしてみてくださいね。 【参考】 ▽厚生労働省/令和5年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)を公表します ◆沼田 絵美(ぬまた・えみ)人材業界や大学キャリアセンター相談業務などに20年以上携わる国家資格キャリアコンサルタント。
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