女子フィギュア平昌五輪代表争い宮原が一歩抜け2枠目混沌。真凜の逆転は?
「ここまでの成績は関係なく、全日本で優勝すれば、代表権を手にすることができます。その意味で本田さんにも、一発逆転の可能性は残ったことになります。どういう心境で全日本に臨み、ここまでどう準備をしてきたかでしょうね。GPファイナルを見てもらえれば、よくわかりますが、女子の場合、力の差はそれほどなく拮抗しています。それだけに、転倒などひとつのジャンプに大きなミスを犯した場合に、それが命取りになり、順位を下げることになります。本田さんが、ノビノビと持ち味を発揮して、他の選手の演技次第では順位が入れ替わるかもしれません。 そういう意味では誰もが逆転優勝の可能性を持っています。考えられないほどの緊張、プレッシャーの中で演技することになりますので、メンタルの強さが求められます」 大きな期待を寄せられて、シニアデビューした本田真凜だったが、怪我の影響などから練習不足を露呈して、GPシリーズのスケートカナダで5位、中国杯でも、198.32点と200点に乗せることができず5位に終わり、平昌五輪代表レースから大きく出遅れてしまっていた。 しかし、全日本でパーフェクトな演技を見せ、加えて、ライバル達の演技如何では優勝の可能性はゼロではない。大混戦の2枠目を巡る五輪代表レースに注目が集まる。