幅5センチのベルト上で空中技を競う!「スラックライン」に情熱を注ぐ”全国大会準優勝者”に密着
幅5センチのベルト状のラインの上で自由にパフォーマンスを楽しむ“スラックライン”という新感覚スポーツが日本でも注目を集めています。 【写真】新感覚スポーツ「スラックライン」に情熱を注ぐ”全国大会準優勝者”に密着
その世界で輝かしい実績を持つ松本礼さん(38)は、日本オープンスラックライン選手権大会マスタークラスで準優勝を果たしました。松本さんがスラックラインに出合ったのは2011年ごろ、当時25歳で兵庫県のサラリーマンだった彼は友人の家で初めてスラックラインを体験し、その魅力に引き込まれました。 すぐに動画投稿型の大会に参加し、瞬く間に上達しました。30歳の時、松本さんは仕事を辞め、スラックラインに全力を注ぐ決断をします。妻の美紀さんもその挑戦を支え、後悔のない人生を送るために、やりたいことを応援します。 現在、松本さんはイベント出演やインターネット販売を通じてスラックラインの普及に尽力しています。去年、長崎県琴海に移住し、自宅横にスラックラインの練習場を作りました。 美紀さんもスラックラインの魅力を感じ、夫婦でその楽しさを広めています。松本さんの活動は地元長崎にも広がっています。長崎スタジアムシティの「VSスタジアム長崎」にスラックラインを設置し、地域の人にも体験の機会を提供しています。 現在、松本さんはスポンサーである「野中果樹園」で農作業を手伝っています。野中果樹園の野中さんは、松本さんの真剣な取り組みと人柄に引かれ、スポーツ選手としての彼を支援することを決意しました。 スラックラインで培ったバランス感覚は農作業にも役立ちます。ビニールハウスの上での作業など不安定な場所でその技術を生かしています。野中さんも「スポーツ選手だから体がよく動く」とその相性の良さを評価しています。 松本さんは今後、スラックラインの教室を開講し、更に多くの人々にその魅力を伝えることを目指しています。 「長崎をスラックラインの県にしたい」と語る松本礼さん。その挑戦と情熱はこれからも続きます。
NCC長崎文化放送
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