ノートルダム大聖堂、5年の工事を経て再建 数字で振り返る復活の軌跡
5年半前の2019年4月、尖塔が崩れ落ちる大火災に見舞われたパリのノートルダム大聖堂が、再建工事を経て完全に復活した。12月7日には記念式典が行われる。パリの象徴の修復作業を数字で振り返る。 尖塔が崩れ落ちる大火災に見舞われたパリのノートルダム大聖堂が、5年半をかけ、灰の中から復活した。 パリの象徴である大聖堂の再建作業を、数字で振り返る。 「1163」は、大聖堂の最初の石が置かれた年。 中世ゴシック様式の傑作であるノートルダム大聖堂はパリで最も愛され、最も多くの人が訪れる建造物のひとつ。見事なステンドグラスと、彫刻の施されたガーゴイルの石像は長い間、書物や映画で称賛されてきた。 「8億4千万」 大統領事務所によれば、修復のため「8億4000万ユーロ」(約1330億円)以上の寄付が集まった。大聖堂へのさらなる投資資金も残されている。 「500」 現場には毎日、「500人」の労働者がいた。石工、金属細工の熟練職人、大工、ステンドグラス職人、オルガン製作者まで「世紀のプロジェクト」に貢献した。 「2000」 屋根の骨組みを構成する部品は「2000」を数える。樹齢数世紀のオークから木材が採取され、中世の技術を使って鍛造された。 「5」 大聖堂を完全に修復するのには「5」年を要した。 長い年月を経て黒ずんだ石材や絵画は徹底的に洗浄された。家具も改装、交換された。当局によると、これまで以上に美しくなる見通しだ。 「1500万」 大聖堂には毎年約「1500」万人が訪れると予想されている。 入場料については議論が続いている。教会の反対で今のところ入場料は無料だ。