日中水産業の活性化へ 中国・福州市の水産交流訪問団が長崎市の養殖現場を視察【長崎市】
テレビ長崎
日中の水産業の活性化につなげようと、中国・福州市からの訪問団が長崎市の水産施設などを視察に訪れています。 4日から3日間の日程で長崎市を訪れているのは、中国・福州市の水産交流訪問団の3人です。 養殖の現場の視察などが目的で、5日は長崎県総合水産試験場や長崎魚市などを訪れました。 長崎市と福州市は1980年から友好都市として提携しています。 1990年からは水産や農林、水道分野での技術交流を続けていて、今回の訪問もその一環です。 両市ではこれまで、アワビや昆布の種苗の交換などを行っていて、今回の交流では2024年夏ごろに長崎県内で大きな被害が出た赤潮の対策についても情報交換を行ったということです。 長崎市水産農林部 水産振興課村瀬 二美 課長 「(赤潮対策は)共通する部分もあるし、違ったやり方や考え方もあり、これから互いに意見交換しながら、いい情報があったら取り入れ交流の成果を生かしていきたい」 福州市海洋及び漁業局馬 祖勝 四級調査研究員 「長崎で学んだ水産技術を中国で活用したいし、今回感じた長崎の町の美しさや人の親切さを中国の人に伝えたい」 訪問最終日の6日は、長崎ペンギン水族館などを視察する予定です。
テレビ長崎