【2024年最新】こだわりドリンクと旬の料理を堪能!京都で訪れるべき、最旬アドレス5選
4.Harmonika/旬のフルーツの一期一会なデセールを美酒とともに
祇園で間借りしていたデセール専門店が、2024年2月に清水五条駅近くの閑静なエリアに移転独立。店主・松本泰さんは元フランス料理のシェフ。果物の糖度や熟成度を見て即興で仕上げる一期一会のアシェットデセールが味わえる。 本日のデセールは、山梨産シャインマスカットをメインに、クレームダンジュに青肉メロンのソルベ、ライムのジュレとぷちぷちとした食感が小気味いいシトロンキャビアを添えて。最後に青々しいアロマのオリーブオイルをひとたらし。緑の果実のグラデーションが爽やかな一皿だ。ワインと合わせるのも相性が良い。イタリア・ヴェネト最高峰の白ワイン「アンセルミ」はグラスに注がれた瞬間はセージの香りを放ち、時間が経つにつれてパイナップルやマスカットの華やかなアロマが広がる。 移転前からシグネチャーとして愛されていたのが旬のフルーツをあしらったタルト。しっかり焼き込まれた12センチのタルト生地にカスタードを薄めに敷き、京都・城陽産の瑞々しいいちじくを薄くカットし束ねた様子はまるで大輪の花のようだ。こちらは神戸のスペシャルティコーヒー「The Sowers」の深煎りブレンドと好相性。男性のひとり客も多いというのも頷ける、極上時間が過ごせる店だ。
Harmonika
京都府東山区弓矢町38 東側 Hale Luana 1階 TEL:050-3551-8625 営業時間:12:00~20:30L.O. 定休日:火
5.麺料理かなえ/有名肉割烹店が始めた、和え麺専門店が熱い!
予約がとれないと評判の「肉料理かなえ」のスピンオフ店が2024年04月22日にオープン。 注目は、「自家製ラー油の牛タン和えそば」。「肉料理 かなえ」のコース料理で提供していたのが評判となり、専門店としてスタート。まず目を惹くのは、大ぶりにカット牛タンの角切り。低温調理した牛タンは、柔らかく歯応えがあり旨味が強いのが身上。存在感のある青梗菜とシャキッとした歯触りのもやし、もちもちとした麺に自家製辣油と胡麻ダレとともに豪快に混ぜよう。口に入れた瞬間は甘さを感じ、後からスパイスの辛さが追いかけてくるコク旨和え麺だ。 味変には、香り高い花椒、和歌山の蔵元「九重雑賀」のまろやかな赤酢、コク深い中国黒酢の3種を用意。オプションで購入できる生卵もぜひ。大分杵築市でミネラル豊富な天然飼料で育った味が濃い「蘭王」の生卵を溶いて、つけ麺のタレとして食べるのもおすすめだ。昼から呑めるのも嬉しい。火照った身体にはアサヒスーパードライで喉を潤したい。凍った豆乳で割った〆のスープがまた旨い。残ったタレも余すことなく楽しめる。京都市役所前駅から高瀬川沿いに徒歩3分という好アクセス。今後も新しいメニューが出る予定なので、そちらも注目したい。京都に来たらぜひ訪れたい店だ。
麺料理かなえ
京都市中京区上大阪町515 Miyukiビル1F 営業時間:11:30~14:30、17:00~20:00 無休
文:脇本暁子
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