<西園寺さんは家事をしない>最終回は「挑戦」の回に ドラマPが振り返る 松本若菜、松村北斗、津田健次郎は
俳優の松本若菜さん主演で、人気グループ「SixTONES」の松村北斗さんも出演する火曜ドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系、午後10時)の最終回が9月17日に放送される。最終回の放送を前に、今作を手がける岩崎愛奈プロデューサーが、これまでの撮影についてや見どころを語った。 【写真特集】“西園寺さん”松本若菜たちがたどり着くゴールとは? 最終回の場面カットを先取り公開!
◇“恋”だけではない、もっと大きな“愛”を描くべく発進したドラマ
ドラマは、ひうらさとるさんの同名マンガ(講談社)が原作。徹底して家事をしない主人公・西園寺一妃(さいおんじ・いつき、松本さん)と、年下で訳ありシングルファーザーの楠見俊直(松村さん)、その娘のルカ(倉田瑛茉ちゃん)の風変わりな同居生活を通し「幸せって何? 家族って何?」を考えるラブコメディー。
--いよいよ最終回を迎えますが、これまでの放送を振り返っていかがですか?
この企画を立ち上げたときに、“家族って何だろう”“幸せって何だろう”を考えるドラマにしたいと思っていました。結果的に、当初思っていた以上に家族や幸せについて濃密に考えた数カ月になりました。
ものすごく大きなテーマを掲げたので、やはりそこに切り込んでいくのは本当に難しくて。それでも、私1人ではなく、脚本家チーム、キャスト、スタッフ、そして原作のひうらさとる先生と、全員で一緒に悩んで考えて話し合ってアイデアを出し合って……と繰り返して一歩一歩進んできたので、最終話まで辿り着けたことがとても感慨深いです。制作はもちろん大変ではありますが、全員が一緒にワクワクする方に向かって進んでいる感触があり、大変さを補って余りある幸福な時間でした。
それはやっぱり、西園寺さんというパワーのある主人公が教えてくれることがたくさんあったから。私自身も、「こうあるべき」という固定概念に囚われてたなと気づいた瞬間が何度もありました。そういう意味でも、私にとって本作はとても大事な作品になりました。