【新日本】王者ザックがリコシェ相手に最多タイV4 次はサンノゼ大会エチセロ戦が防衛戦?
<新日本プロレス:WRESTLE DYNASTY大会>◇5日◇東京ドーム 東京ドームに1万6300人のファンを集めた「WRESTLE DYNASTY」のメインイベントで、2日連続となるIWGP世界ヘビー級王座戦(60分一本勝負)が行われ、王者ザック・セイバーJr.(37)が20分57秒、クラーキーキャット(変形羽根折り固め)でリコシェ(36=AEW)からタップを奪って勝利した。 前日4日には海野翔太を相手にタイトルを守ったザックはこれで同王座4度目防衛。オカダ・カズチカ、SANADA、ジョン・モクスリーに並び最多タイとなった。東京ドームで2日連続同王座を防衛するのも初めての快挙だった。 ザックは入場時、エプロンに上がったところで襲撃され、トペやスワンダイブ式ドロップキックなどを被弾。リコシェの代名詞である空中殺法でいきなり痛めつけられた。それでも「来いよ、ハゲ!」と叫んでの強烈なエルボースマッシュやサッカーボールキック、相手の両腕を踏みつけるえげつない攻撃で反撃。最後はグーパンチを狙ってきたリコシェの腕を取って、クラーキーキャットでとらえた。 新日本プロレスは11日(日本時間12日)に米サンノゼ大会を開催する。ザックはエチセロ(CMLL)とシングルマッチを行う予定だが、この試合についても防衛戦として戦いたい意向。「エチセロを相手に防衛戦を行うことは、王者の次の挑戦としては合理的だと思う。1週間に3度ベルトを防衛したい。ドームで2日連続でできたんだから可能なはずだ。(4日のランボーで挑戦権を獲得した)後藤(洋央紀)のことも忘れてはいないし、自分は王者としてできるだけ多くの防衛戦を行いたいと思っている」と話した。【千葉修宏】