「危険人物が容易に近づける」愛子さまの訪問先に凶刃迫る、令和皇室の“国民と共に歩む”姿勢の落とし穴
両陛下の姿勢を踏襲される愛子さま
愛子さまも、“国民の中に入っていく”両陛下の姿勢を踏襲されているようだ。 「今年3月、愛子さまは伊勢神宮参拝のため、三重県を訪問されました。参拝が終わり、県内の博物館へ赴かれると、歓迎のため、地元の小学生たちが集まったのです。それに気がついた愛子さまは小学生のもとに歩み寄り、気さくに言葉を交わされていました。 また、今回の訪問でも地元の幼稚園児らが佐賀県庁に集まりました。愛子さまは、日本国旗や手を振る園児らに近づき、膝を曲げて目線を合わせながら“何歳ですか?”などと笑顔で交流されたのです」(前出・皇室ジャーナリスト) 上皇ご夫妻から始まった“国民と共に歩む皇室”の精神は、令和に入り、進化しつつも、そこには思わぬ“落とし穴”が。 「皇室の方々と間近でお会いしたり、お声をかけていただくことは、皇室への敬愛の思いにつながるでしょう。 反面、距離が近い分、悪意を持つ危険な人物が近づくことも容易となります。だからといって、厳戒な警備体制を敷いてしまえば、国民の中に入っていくことは難しくなります。非常に難しいのですが、安全性は担保しつつ、重圧を意識させないバランスの取れた警備体制を模索することが課題として挙げられるでしょう」(つげさん) 身近に迫る“凶刃”からプリンセスを守る策はあるのか─。 山下晋司 皇室解説者。23年間の宮内庁勤務の後、出版社役員を経て独立。書籍やテレビ番組の監修、執筆、講演などを行っている つげ のり子 愛子さまご誕生以来、皇室番組に携わり、現在テレビ東京・BSテレ東で放送中の『皇室の窓』で構成を担当。著書に『素顔の美智子さま』など