秋目網ノリ 今季3回目の入札会 平均単価は26円64銭 同じ時期の入札会では過去最高【佐賀県】
サガテレビ
有明海で養殖されている秋芽網ノリの今シーズン3回目の入札会が佐賀市で開かれました。色落ちなどの影響で、出品枚数は去年の約4分の3に減少したものの、平均単価は同じ時期の入札会では過去最高になりました。 秋芽網ノリの今シーズン3回目の入札会には、全国から51社、約250人の買い付け担当者が訪れました。 24日に出品されたのは、不作だった去年より3300万枚ほど少ない約9400万枚で、去年の約4分の3に減少しています。 シーズン序盤はまとまった雨が降り、黒く質の高いノリが出品されましたが、その後、雨が降らない時期が続いたことなどから海の栄養塩が不足し、多くの漁場で色落ち被害が出ているということです。 【県有明海漁協販売部兼購買部 中島光部長】 「ここで20ミリ程度から30ミリ程度の雨が降れば海況が良くなるところだが、どのように転ぶか(年末年始にまとまった雨が降るか)注視するところ」 販売枚数は減ったものの上質なノリが出品されたことから、平均単価は去年の同じ時期の平均単価を7円上回り、3回目としては過去最高の26円64銭に。 今回の販売額は去年より1000万円ほど多い約25億400万円となりました。 漁業者などによりますと、色落ち被害は沖合を中心に多くの漁場で発生しているということです。 秋目網ノリの摘み取りは1月上旬まで続き、その後は主力の冷凍網ノリ漁が始まりますので海況の回復に期待したいですね。
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