経営学部に通う息子が「アメリカでMBAを取得したい」と言っています。費用はどのくらいかかるものなのでしょうか?
日本国内で国内・海外のMBAを取得する方法
MBAは資格ではなく学位で、国内でも国内・海外両方のMBAを取得できます。日本国内で海外NBAを取得する場合は国際認証制度を受けた機関を選びましょう。このほか、海外MBAを取得するコースの授業は英語で行われているところも多いので、英語力アップに効果的です。 また、2010年代からはオンラインでMBAを取得できるプログラムも充実してきました。国内の大学院に通ったり、オンラインプログラムを利用したりしてMBAを取得すれば、アメリカの大学院に留学するより費用を抑えてMBAを取得可能です。 日本国内で国内もしくは海外のMBAを取得すれば、留学するよりも費用を抑えられます。日本で取得できるMBAの種類や方法は、以下の通りです。 【国内MBA】 ・日本国内の大学院で開設されているMBA取得コースに通学して取得する ・日本国内の大学院で開設されているMBA取得コースをオンラインで受講して取得する 【海外MBA】 ・海外の大学が実施しているオンラインでのMBA取得コースを受講する ・海外の大学と提携しているMBAプログラムをビジネスクール等で通学して取得する 以下で、オンラインコースの利用と日本国内の大学院でMBAを取得する方法を説明します。 ■オンラインコースを利用して希望するMBAを利用する オンラインMBAとは、オンライン授業を受けながらMBA取得を目指すプログラムです。海外MBAと国内MBA、どちらもオンラインで取得可能です。 国内MBAを取得できるコースの場合は、通学とオンライン授業の混合もあります。海外MBAを取得するためにオンラインコースを実施している学校を選ぶ場合は、国際認証を受けているかどうかを基準の一つにするとよいでしょう。 オンラインMBAを利用すると、学業と仕事が両立できる、どこでも授業を受けられる、費用を抑えて海外の大学院で学べるのがメリットです。しかし、学習時間を捻出するのが難しい、ほかの学生と交流しにくいといったデメリットもあります。 ■国内の大学院に通学して国内MBAを取得する 国内では、知名度・実績共に高い大学でMBAを取得できるコースが設置されています。 国内の大学院でMBAを取得するメリットは、コースが豊富、夜間コースもあって仕事と両立しやすい、学生同士の交流ができるといった点が挙げられます。 その一方で、大阪や東京といった大都市に取得できる大学が集中しており、地方から通うのは難しいのがデメリットです。また、オンラインMBAより費用がかかり、入学の難易度も高い傾向にあります
キャリアアップにMBA取得も選択肢の一つ
MBAは資格ではなく学位なので、日本の大学院やオンラインプログラムでも取得できます。特に、アメリカで国際認証を取得している大学院で学べば、国際的な企業で活躍するチャンスに恵まれやすい、将来有効な人脈も築きやすいといったメリットもあります。 また、国内MBAは海外と比べ評価は低いかもしれませんが、安い費用かつ短期間で取得でき、日本国内の企業ではキャリアアップにつながる可能性があります。自分が何のためにMBA取得するか明確にしたうえで、どの手段で取得をするか選びましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部