世界ジュニア選手権王者の22歳力士が見せた“大器の片鱗” 機敏な動きでファンに強烈インパクト「スピード早い」「強すぎ」
<大相撲九月場所>◇四日目◇11日◇東京・両国国技館 世界ジュニア選手権王者の経歴を持つ期待の新人力士、幕下最下位格付出・三田(二子山)が、三段目二枚目・陽孔丸(武蔵川)を下してプロ初白星を挙げた。強烈なインパクトを放つ機敏な動きに、「強すぎ」「ええやんスピード早い」と称賛の声が相次いだ。 【映像】圧倒的な機敏さで勝利する“大器”の力士 三田は平成13年(2001年)生まれ、栃木県出身の22歳。5歳頃から相撲を始め、高校3年のときに全日本体重別ジュニア中量級(100キロ未満)と世界ジュニア選手権中量級(100キロ未満)で優勝、全国高校総体でもベスト8に入った。卒業後は名門・近大相撲部へ。4年時には主将として全国学生相撲選手権大会で団体優勝に貢献した。身長173センチ・体重118キロの小柄な体格ながらスピードとパワーをあわせ持つ期待の新人力士だ。 デビュー戦となった初日の1番相撲では、レスリング元アジア王者としても知られる三段目筆頭・欧山田(鳴戸)と対戦し、まさかの黒星を喫していた三田。いきなりプロの洗礼を浴びる形となったが、四日目の2番相撲では大器の片鱗を覗かせることとなった。 立ち合い正面からぶつかると、体重約150キロの重たい相手をものともせず落ち着いて前進。三田はそのまま機敏な動きで強烈に突っ張って前に出続け、鋭く押し倒しを決めて勝利した。プロ初白星を手にした三田は1勝目。敗れた陽孔丸は2敗目を喫した。 期待に応えるように三田が圧勝すると、視聴者からは「つよおお」「強すぎ」「普通にうまい」「初勝利おめ!」「ええやんスピード早い」と驚きや称賛の声が相次いで寄せられた。 (ABEMA/大相撲チャンネル)
ABEMA TIMES編集部