テニス=ATP、26選手に計2億円支給 最低収入制度1年目
[19日 ロイター] - 男子テニスツアーを統括するATPは19日、選手の最低収入を補償する制度の一環として、2024年は26選手に計130万ドル(約2億円)を支給したと発表した。 ATPは24年から3年間にわたって選手に対する最低収入制度を試験導入。シングルスの世界ランキング250位以上の選手が対象で、1年目はトップ100以内なら30万ドル、101位から175位は15万ドル、176位から250位は7万5000ドルを基準額と設定し、収入が基準を下回った場合は不足分をATPが補填するとしていた。 ATPのアンドレア・ガウデンツィ会長は「私たちは、選手がけがや成績における挫折、初めてのツアー参戦というような困難を乗り越え、安定したキャリアを築くために必要な経済的サポートを行っている」とし、25年はさらに手厚く支援すると述べた。 2年目はトップ100以内の30万ドルは据え置きとなり、101位から175位は20万ドル、176位から250位は10万ドルと基準額が増額される。