青学大のルーキー折田壮太が首位キープ 国学院大は3位、駒大は8人抜きで8位浮上 全日本大学駅伝3区
◆学生3大駅伝第2戦 全日本大学駅伝(3日、名古屋市熱田神宮西門前スタート~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ) 3区(11・9キロ)終了時点で、青学大が首位をキープした。5000メートルで日本高校歴代2位(13分28秒78)の自己ベスト記録を持つルーキーの折田壮太が堅実に走った。2区(11・1キロ)で激走して首位に立った鶴川正也(4年)からタスキを受けると、タイム差なしでスタートした創価大を引き離した。 34秒差(タイムはいずれも速報値)の2位に創価大が続いた。 今季開幕戦の出雲駅伝(10月14日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)で優勝した国学院大は35秒差の3位。辻原輝(2年)が2区終了時点で54秒だった差を19秒詰めた。 36秒差の4位は東京国際大、38秒差の5位は城西大だった。 5連覇を狙う駒大は16位から8位に浮上。伊藤蒼唯(あおい、3年)が、2区終了時点で2分23秒だった差を39秒詰めた。 伊勢路でも出雲路に続く「熱い」戦いが続くが、全選手にとって「暑さ」が共通の敵となる。 気象庁の天気予報によると、コースの三重・津市、四日市市の最高気温予想は24度。スタート地点の名古屋では25度、ゴール地点の伊勢市の南に位置する尾鷲市では26度と予想されている。11月にもかかわらずコース上でも「夏日」(25度以上)になる可能性もある。 青学大の原晋監督(57)は「前日(2日)は涼しくて、レース当日は暑い。体が順応できずに、選手がバタバタ倒れる危険もあります。水分補給をはじめ十分な対策が必要です」と表情を引き締めて話した。
報知新聞社