「広告を楽しいものに」:米ゲーム制作会社が300万人の ロブロックス プレイヤーを投票へと駆り立てた方法
我々は広告で人々をうんざりさせていない
このキャンペーンは、プラットフォーム外でのアクションを促すことにも成功した。ホッホバーグ氏いわく、ゲーム内でのやりとりから有権者ステータスの確認にいたったプレイヤーの数は、通常0.73%弱で推移するFacebookの教育広告の平均クリックスルー率を上回っている。 バーチャル投票のクリックスルー率は0.77%だった。かたやFacebookは選挙の数日前に誤った情報を掲載した広告をチェックしなかったとして非難を浴びている。 「この有機的なエンゲージメントという目標がすべての違いを生んだ」とホッホバーグ氏は言う。「我々は広告で人々をうんざりさせていない。楽しいものにしている」。同氏は、人々がいる場所で出会えば反応してくれる可能性が高いと強調した。 このキャンペーンではまた、オリンピックに2度出場したスノーボーダーのアンダーソン氏を通じて、Robloxにおけるオークリーの存在を紹介している。アンダーソン氏のトレードマークであるグリーンのオークリーのゴーグルをデジタル化したものなど、同氏のバーチャルギアは、プレイヤーを参加させる魅力となった。 アンダーソン氏は今回の関与について、「ファッションは私のキャリアの大きな部分を占めていて、毎年秋には新しいスノーボードキットを発表している」と語る。「今年、私はオークリーのギアをRobloxと共有することで有権者の意識を支援することにした。バーチャルファッションは、誰もが自分自身を表現し、過去の自信喪失を乗り越える力を与えてくれる。それは私が雪の上で感じていることと共通する部分があるからだ」。 [原文:How a fashion game encouraged 3 million Roblox players to rock the vote] ZOFIA ZWIEGLINSKA(翻訳:Maya Kishida 編集:島田涼平)
編集部