12キロ減量した佐藤二朗さんのユニークなダイエット方法とは?(インタビュー/後編)
食事療法と運動が功を奏して、着実に体重は減っていき、1年で12キロのダイエットに成功した。 「靴下が履きやすくなりました(笑)。 かかりつけの内科医で血液検査を3ヶ月に1回受けているのですが、数値が軒並みよくなった。お医者さんがいちばん驚いたのは、腸の中の善玉菌が増えたってことです。 それと、1日1回は体重計に乗っていたので、体重で一喜一憂する女性の気持ちがわかるようになりました。今完全に、僕は乙女です(笑)。 毎日歩くのがクセになって汗をかきやすくなったし、代謝もよくなった。今は歩かないと気持ち悪いです。 でも僕と同い年ぐらいの人のリバウンド話も聞いているので、気を付けないと。ただ、1年で12キロなんで、時間をかけてやせたので、リバウンドはそんなにないかなとも思ってますが、安心してはいけませんね」 まわりからも、「すっきりしたね!」と言われることが多くて、痩せるように依頼してきた監督の反応が楽しみだった、というけれど。 「今はまだ誰とは言えないんですけど、厳しいことでも有名で、でもすごく誠実で、理不尽なことは言わないし、超熱くて真面目な人で。だから非常に俳優に好かれるし、僕も大好きになりました。 その人の作品も好きなので、何としてでも痩せなきゃと思って頑張ったので、衣装合わせの時に冗談で『褒めてくれてもいいんですよ』って言ったんです。でも監督は褒めてくれるでもなく、薄く笑っていて。 『いやでも、佐藤さんがすごいのは、12キロ痩せても、全体の印象があまり変わらないってことだね』と。おいおいおい、ちょっとちょっと!(笑) でもね、今思うときっと僕に気を遣ってくれたんだと思います。この後もいろんな仕事をお引き受けしてますけど、オファーしてくれた段階では僕、太っていたわけですから。イメージが変わらないというのは、『今のままで大丈夫だよ』という、監督なりの気遣いだと思ってます。 でもまぁ実際、僕は12キロ痩せても相変わらずメタボだし、小さくはなりましたけど、メタボはメタボだし、小太りの中年男です(笑)」