“ながらスマホ”などの罰則強化 「自転車運転の安心安全につながる」崇徳高校新聞部・柚川花菜さん
広島ニュースTSS
自転車の「ながらスマホ」厳罰化、11月から施行ということで、私たち大人だけでなく子どもにも関わってきます。 そこで、若い世代のコメンテーターにもご出演いただきます。 崇徳高校新聞部の柚川花菜さんです。 崇徳高校新聞部は去年行われたG7広島サミットの3日間の動きなどを、高校生独自の目線で記事にするなど精力的に活動しています。 そして、この夏に行われた文化部のインターハイ「全国高等学校総合文化祭」の新聞部門大会で、「最優秀賞」を4年連続受賞するなど輝かしい結果を残しています。 柚川さんはその新聞部で「部長」を務めているということですが、 ― 柚川さん、「自転車のスマホ・酒気帯び」の「罰則強化」についてはどのように感じていますか。 【崇徳高校新聞部・柚川花菜さん(17)】 「私は毎日自転車で学校に通っているのですが、スマホを操作しながら運転する人は毎日といっていいくらい頻繁に見かけます。私も実際にぶつかりそうになってこわい思いをしたことがあります。今回、罰則が強化されるということで、校内の生徒のみなさんの意識を調べるために、まずヘルメットの着用に注目してみることにしました。 今回、チラシのイラストにはヘルメットを着用していて、努力義務になっているのですが、身近な場所、学校の駐輪場にとまっている542台の自転車を対象に先週、調査してみると、542台のうち、ヘルメットを持ってきている生徒はわずか10人でした。 そこで感じたのは努力義務だとなかなか『やらない』人も多いし、浸透してないなっていうのを強く感じました。だからこそ、罰則が強化されることは安心安全に繋がると感じています」 柚川さん、例えばまだ理解しきれていないこととか、同じ高校生からよく聞かれた疑問というのは何かありますか。 【崇徳高校新聞部・柚川花菜さん】 「この罰則強化とかを知ってる人は少ないです。細かい話になるのですが『画面を注視する行為』の『注視』というのはどれくらい見たらいけないのか知りたいです」 【向井記者】 「ちまたでは1.5秒とか2秒とか言われているようですが、この法律の注視に決まった秒数は、実は設けられていません。実際スマホ持ってきたんですけれども、このようにスマホを持って見ると何秒であろうと、目線は画面に集中していますよね。そのため自転車に乗った状態でスマホを見たら、もうその時点で注視という扱いになります」 スマホを見ないことが大事ですね。 【崇徳高校新聞部・柚川花菜さん】 「もう一つ聞きたいことがあるんですけど、私はまだ17歳で未成年なんですけど、もし違反した場合、未成年と成年で対応は変わりますか」 【向井記者】 「警察への取材では、成人であっても、柚川さんのような学生であっても、警察の対応は変わらないということです。つまり、警察が危険な行為だとみなした場合には、年齢に関わらず違反をしたとして、切符が切られるということになります」 年齢は関係ないということで同級生の皆さんにもしっかり伝えたいですね。 【崇徳高校新聞部・柚川花菜さん】 「はい、伝えていこうと思います。ありがとうございました」 木村さん、改めて身近な乗り物ですから気をつけたいですね。 【コメンテーター:木村文子さん】(女子100mハードル元日本代表・エディオン女子陸上部アドバイサー) 「そうですね。本当に一人一人の利用者がどれだけの自覚を持てるかということが重要になってくると思います」
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