【全日本総合バドミントン2023】日本A代表の古賀&齋藤、竹内&松居が初戦突破も武井&遠藤は逆転負け!<男子ダブルス>
日本の頂点をかけて争われる第77回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)。大会2日目は、男子シングルス予選、各種目1回戦が行なわれた。ここでは、男子ダブルスのダイジェストを紹介する。 【全日本総合2023】男子ダブルス・トーナメント表<随時更新> 【男子ダブルス】 世界ランク7位の保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)が棄権。A代表としてともに世界の舞台で戦う古賀輝/齋藤太一(NTT東日本)は、大学生の宮下怜/柳川蓮(明治大)に2-0で勝利。「相手は向かっていく立場で、こっちは受ける立場。そこで引かずに自分たちのプレーをしっかりやって、点数を抑えて勝つことができればと思っていた」(齋藤)という言葉通りの展開。「保木/小林ペアが欠場しているので、優勝しなきゃいけない」(古賀)と、見据えるのは頂点だ。 同じくA代表の竹内義憲/松居圭一郎(日立情報通信エンジニアリング)は、山岸拓海/落合優護(北越高)の挑戦を2-0で退けて2回戦進出。「毎年、全日本総合の1回戦は緊張してガチガチの状態で入るけど、今年は落ち着いて入れた」と竹内。松居は、「高校生が相手だけど、油断はできないと思っていた。相手も最後まで、点数差が離れても諦めないで食らいついてきてくれたのがすごくよかった」と高校生ペアの健闘を讃えた。
もう1ペアのA代表、武井優太/遠藤彩斗(NTT東日本)は、第1ゲームを21-10で奪うも波に乗れず。持ち前の積極的果敢なプレーは影を潜め、小川翔悟/佐野大輔(ジェイテクト)にラリーの主導権を握られ失点。最後まで集中力を切らさず攻め続けた小川/佐野が、逆転勝利で2回戦進出を決めた。混合ダブルスのA代表同士で組む山下恭平/緑川大輝(NTT東日本)、B代表の西田陽耶/目崎駿太郎(トナミ運輸)、三橋健也/岡村洋輝(BIPROGY)は、いずれも2-0で勝利を収めている。 インカレ王者の小川航汰/熊谷翔(日本大)と、インターハイ王者の沖本優大/角田洸介(埼玉栄高)の対決は、大学生の小川/熊谷が21-18、21-18で制した。「高校生には負けてはいけないというプレッシャーはあった」(小川)、「高校生は勢いがあるけど、絶対負けたくないという気持ちはあった」(熊谷)と、気負いを気合に変えてのプレーだった。 春のランキングサーキットを制した金子真大/大田隼也(トナミ運輸)と、秋の全日本社会人を制した山田尚輝/柴田一樹(NTT東日本)。ともに代表入りをめざすペアは2-0で勝ち上がり、27日の2回戦で早くも激突する。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部 写真/菅原淳