【全日本】宮原健斗は唯一無二の存在。新時代の波に関係なく7年半ぶりの地元福岡でベルト姿をお披露目したい!
9月1日、福岡で7年8ヶ月ぶりに三冠戦が開催される。8月17日東京・立川大会で安齊勇馬を倒し三冠王者となった青柳優馬に挑戦するのは、“満場一致で最高の男”宮原健斗だ。地元福岡で1年7ヶ月ぶり7度目の三冠王座戴冠なるのか? 【写真】三冠戦を行う青柳優馬と宮原健斗は舌戦を繰り広げた ――9月1日、宮原選手の地元・福岡で青柳優馬選手と三冠王座戦が決まりました。 宮原:僕は安齊勇馬から三冠王座を獲り返すイメージプランを描いていました。8月17日の立川はお客さんの声援もあり青柳優馬が返り咲きました。 ――「ゼンニチ新時代」が騒がれている中、「青柳優馬vs宮原健斗」が組まれたのは重要な意味を持っているのではないでしょうか? 宮原:見る人によって感覚が変わってくるでしょうね。今の全日本プロレスしか知らない人にとっては「青柳vs宮原」の対戦カードに思い入れがない人もいるだろうし。 いろんな見方によって今回の流れっていうのは意見が分かれると思いますね。 ――今年1月から宮原選手は選手会長に就任。その後、後楽園ホールや地方興行で満員のところが増え、団体の勢いを感じます。 宮原:全日本プロレスが積み上げてきたものが咲き始めた感じですね。これは、ここ数年で出来上がったものではなく、大きく言えば10年ぐらい前から若手が活躍しやすい場所として積み重ねてきたものです。 全日本プロレスの会社として、今に繋がっているんじゃないかなと。過去の退団とか全て「今の全日本プロレス」になる要素が詰まっていたということですね。 ――そういう熱は2016年2月に宮原選手が三冠王座に史上最年少で戴冠した頃から始まったように感じます。 宮原:それは僕1人で作り上げられるものではないですから。選手やスタッフ、そして応援してくれるファンの方々と一緒に全日本プロレスを作り上げてきたんですよ。 そして斉藤ブラザーズや安齊勇馬ら若手のレスラーが活躍し、集客につながっているのだと思います。 ――そういった新時代が活躍する中、宮原選手が1年半以上三冠ベルトを巻いていないですね。 宮原:2年くらい前から全日本プロレスを観始めた人にとっては、僕が常にチャンピオンベルトを巻いていたという景色を知らないでしょう。 いろんなジャンルにおいては、新時代の波が来ている時期だと思うんですよ。だから僕は、数年前の常にチャンピオンだった頃を盾に戦いたくはない。 宮原健斗の三冠王者時代を知らないファンの前で戦うことは、僕にとってもお客さんにとっても新鮮ですから。