長寿の秘訣は「何でも食べる」　米作り昔して今も元気、物も言える、耳も達者

7年ぶりに竹上市長（右）の表敬訪問を受け、笑顔を見せる市内最高齢の錦さん＝山室町のカトレアで

　三重県松阪市で今月満100歳を迎えた長寿者と、市内最高齢者の元を25日、竹上真人市長が表敬訪問し、松阪もめんのベストなどを手渡して、長寿をたたえた。 　これは、市長が満100歳を迎えた長寿者を直接訪問し、お祝いの言葉と記念品を贈る恒例事業。9月は「敬老の日」に合わせて、市内最高齢者の表敬訪問も行っている。9月生まれの対象者は7人で、この日は辞退者を除く5人と、最高齢107歳の錦たけさん（山室町）を訪問した。 　錦さんは1916（大正5）年12月1日生まれで、多気郡多気町相可出身。長年農業で米作りをしていた。趣味はテレビ鑑賞や散歩で、昔はゲートボールを楽しんでいたという。長寿の秘訣（ひけつ）は「何でも食べること」と「みんなに大事にしていただいていること」と話す。 　この日、竹上市長は介護老人保健施設カトレアにいる錦さんを訪れ、祝い状を手渡した。竹上市長から「100歳のお祝いをさせてもらってから7年ぶりですね」と声を掛けられると、錦さんはうれしそうに笑顔を見せ、「昔、農家で米を作っとったから元気なんかな。おかげさんで物も言えるし、耳もいいから話もできます」と話していた。 　9月1日時点の市内の100歳以上は男性14人、女性116人の計130人。