6月5日に「東京ダービー」開催の東京シティ競馬がスタンド4階の指定席エリアをリニューアル。4~12名で利用できる半個室タイプのグループ席を増設
ナイター競馬「トゥインクルレース」が開催中の東京シティ競馬(TCK)がL-WINGスタンド4階の指定席エリアの全席を半個室タイプのグループ席に改修し、6月3日にリニューアルオープンした。 「必勝中華 勝龍園」のTCK限定「焦がしチャーシュー味噌ラーメン」 定員4名から定員12名まで6種類の席を用意し、人数によって使い分けができる使い勝手のいい設定となっている。 最も多いウイングボックスRは定員6名で20室を用意、こちらは通常料金が1万円で、6人で使えば一人約1700円のお値段。1室だけ設けられた定員4名のウイングボックスSは6000円で、こちらは一人1500円の計算となる。このボックス席はL-WINGスタンドの前列で、直線の攻防を間近で見られる特等席といったところ。 その後ろには大人数での利用に適したウイングルームを設置。こちらは定員7名のウイングルームAが13室(通常料金1万4000円)、定員8名のBが2室(同1万6000円)、定員11名のCが4室(同2万2000円)、定員12名のEXが1室(同2万4000円)用意されている。こちらは一人あたり2000円の計算となるのだが、その代わりと言っては何だが各室にモニターを設置。レースやパドックの様子が映されているので本格的に馬券予想を楽しむのならこちらがお勧めだ。
TCKといえば、個性的なグルメも楽しみの一つ。4階フロアには今回のリニューアルに1開催先駆け、新たに「必勝中華 勝龍園」がオープンしたのだが、看板メニューの「焦がしチャーシュー味噌ラーメン」はTCK限定とのこと。また今回、新しくできた席もこれまでの指定席と同様に各席から3階と4階のお店については一部のメニューを除いてモバイルオーダーで注文ができるので、人気店のメニューも気軽に味わうことができる。 これまではL-WINGの隣にあるG-FRONTスタンドの3階にプライムシート、プライムボックス、プライムルームというややリッチ感漂う指定席が用意されていたのだが、今回のウイングルームはよりリーズナブルで競馬初心者でも気軽に楽しめるスペースとなっている。 トゥインクルレース中は特に東京の夜のデートスポットとしてすっかり定着した感のあるTCKだが、これからは気の置けない仲間たちとわいわい楽しむスペースとして利用するケースも増えてきそうだ。
とはいっても競馬場に来た以上は馬券も楽しまないともったいない? これまでJRAと地方競馬は歩調を合わせダート競馬の体系整備を進めてきたのだが、今年は新たな「3歳ダート三冠競走」がTCKを舞台に開催されることとなった。その1冠目となる羽田盃(4月24日、JpnⅠ・大井1800m)に続き、6月5日には「東京ダービー」(JpnⅠ・大井2000m)が開催される。また例年、3歳ダート王決定戦として7月に行われていた「ジャパンダートダービー」は「ジャパンダートクラシック」(JpnⅠ・大井2000m)に名称を変更し、10月に開催される。