各地で住宅火災相次ぐ…新潟と大阪で計5人死亡、1人は小学生女児か
29日未明から朝にかけ、新潟県と大阪府で住宅火災が相次いで発生し、計5人が死亡した。
新潟県長岡市下条町では午前0時頃、農業阿部竹志さん方から出火し、木造一部2階住宅約200平方メートルを全焼した。焼け跡から3人の遺体が見つかり、県警長岡署は連絡の取れていない阿部さんと長男の妻由果さん、長男の娘で小学生の桃果さんとみて身元の確認を進めている。
同署によると、阿部さん方は5人暮らし。2階から2人、1階から1人の遺体が見つかった。阿部さんの妻(74)と長男(51)は病院に搬送されたが、命に別条はないという。
大阪市東住吉区湯里では同4時25分頃、11階建て集合住宅から出火し、2階の一室の一部を焼いた。玄関付近で倒れていた男性が病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。この部屋に1人で暮らす原重利さん(63)と連絡が取れておらず、大阪府警東住吉署が身元確認を進めている。
同7時50分頃には、大阪府東大阪市柏田西の木造3階建て住宅で火事があり、一部が燃えた。一人暮らしの久保隆義さん(60)が2階の寝室で見つかったが、搬送先の病院で死亡が確認された。