【写真：Getty Images】

　今季前人未到のプレミアリーグ4連覇を達成したマンチェスター・シティ。チームの陣容はほぼ万全であるものの、欠けているピースを埋めるピンポイント補強を目論んでいるようだ。英メディア『GIVE ME SPORT』は、シティがニューカッスル・ユナイテッドに所属するブラジル代表MF獲得に動き始めたと現地時間24日に報じている。 　シティが獲得を検討していると報じられているのが、ニューカッスルに所属するブルーノ・ギマランイスだ。同選手について、シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督も「彼は並外れた守備的MFだ。ボールを持っていても、持っていなくてもアグレッシブだ。本物の完璧な守備的MFであり、今後数年のニューカッスルのプロジェクトの一部となるだろう」と、絶賛するコメントを過去に残していた。 　しかし、同選手獲得には契約解除金1億ポンド（190億円）が必要と言われている。もっとも、プレミアリーグ王者はこの莫大な金額については問題視していないようだ。同メディアは、「同選手の1億ポンドの契約解除金は問題にならないだろう」と述べた上で、「ニューカッスルは、今後数週間以内にシティから正式にオファーを受けることを覚悟しており、状況がどう展開するか最悪の事態を恐れている可能性がある」と報じていた。 　ニューカッスルはプレミアリーグの財政規則の問題を抱えており、主力選手を放出することで一定の資金を捻出しなければならない状況にあると多くのメディアに指摘されている。そのため、巨額の移籍金が入る主力選手ギマランイスの放出も検討しなければいけない状況だ。 　同メディアは、「シティはニューカッスルに対してオファーを出すことで、同クラブの決意を試す準備をしている」と指摘し、「契約書に記された1億ポンドの契約解除条項を利用して、同選手獲得に動くだろう」と、本腰を入れてグアルディオラ監督も認めるブラジル代表のMF獲得に動く可能性を強調していた。