「大阪王将」宮崎県都城市に冷凍ギョーザなどの製造工場を建設へ…原材料の調達先に生産拠点置き効率化
中華料理チェーン「大阪王将」を展開するイートアンドホールディングス(HD)は、宮崎県都城市に冷凍ギョーザなどの製造工場を建設すると発表した。冷凍食品の需要増に対応するとともに、原材料の主な調達先である同県に生産拠点を置くことで効率化も図れると判断した。2026年末の完成を予定している。 【写真】「ギョーザ購入頻度」日本一を祝う宮崎市ぎょうざ協議会のセレモニー
イートアンドHD傘下で食品製造を担うイートアンドフーズ(東京)が10月25日に、都城市と立地協定を結んだ。新工場は延べ床面積7400平方メートルで、冷凍のギョーザやシューマイなどを年約2万トン製造する計画だ。同社が九州に生産拠点を置くのは初めてで、投資額は60億~70億円を見込む。将来的に約270人を新規雇用する方針という。
同社は現在、大阪府と群馬、岡山県に工場を構えている。商品の原材料となるキャベツや豚肉などの主な調達先が宮崎県にあるため、新工場では輸送コストを抑えられるとみている。