【解説】自公が国民・維新と“予算レース“ 103万円の壁…123万円引き上げ明記で玉木氏「延長戦に」 “高校無償化”掲げる維新 参院選前に成果を…自民の思惑とは
参院選を見据え…予算成立へ向けた駆け引き
SPキャスター柳澤秀夫さん: 政党の思惑だけで、国民の思いというのがどこに反映されているのか、そこがないような気がするんですよ。 青井キャスター: われわれが「ゴール」というふうに設定しているんですけど、2025年7月に参議院選挙があるからですよね? 西垣政治デスク: 4月からの予算を決めないと、4月1日から国が回りません。遡って2月には決めないとということがあるんですが、参院選を考えると、予算の成立に向けて自党の主張をしたい考えです。また、自民党は少数になりましたが、きちっと予算を得られる責任与党でありたいというところが成果です。 維新は教育を、国民は178万円をというところで、どちらに行くか石破さんは迷っている状況です。限られた予算の中で一部、つまり178万円まで上げずに国民とできて、上手く予算成立させて成果を取りたい考えですが、国民の178万円にする場合、財源の問題できません。 一方の維新ともお金だけではなくて、色々なものをやると言っているけれど、予算だけが成立し、維新の満額でいけない場合には、参議院選挙に一番成果を上げたのはどこなのかというときに、石破さんだけが少数与党のなかで成果を上げたよね、としたいという思惑があると思います。 青井キャスター: 自分たちだけでは今、少数与党ですから上手くいかないため、どこかと手をつながなければいけないということもあるわけですね。 西垣政治デスク: レースが始まったなかで、国民だけではなくて維新と、両天秤にかける形なんですが、自民党の中にも、維新の中にも、両天秤にかけて上手くいくのか、上手くいかないと自公は責任与党としてダメなんじゃないか。参議院選挙を経て、野党に政治の中心がということにも変わりかねないので、そこはどこに行くのかというのを参議院選に向けて、今争っているところです。 SPキャスター柳澤秀夫さん: 国民のためというのを、忘れないでほしいですよね。 (「イット!」12月20日放送より)
イット!