西武が衝撃の監督人事!「監督の途中交代によるプラス材料は見えてこない」松井監督の途中休養→渡辺GM兼任代行は巻き返しの“起爆剤”となるのか?
西武は26日、球団との双方協議により松井稼頭央監督(48)が休養し、渡辺久信GM(58)が監督代行を兼務すると発表した。発令は27日付で11年ぶりに現場復帰する渡辺氏は28日の交流戦の中日戦から指揮を執る。チームは15勝30敗で最下位に沈み18日に自力Vも消滅していた。西武では、2014年6月に伊原春樹氏から1軍打撃コーチの田辺徳雄氏に途中交代して以来の“大ナタ”。SNSやネットでは賛否が飛び交うが、残り98試合で巻き返すための“起爆剤”となるのか。 【画像】あの“強”捕手の長女がモデル&女優だった…西武始球式に登場
球界を驚かす仰天の監督人事だった。チームの生え抜きで2軍監督→1軍ヘッドという指導者の英才教育を経て、監督に就任した松井氏を2年目の、それも5月の時点で休養させ、GMの渡辺氏が兼任代行監督として11年ぶりに現場復帰することになったのだ。 数日前から話し合いが行われ、球団発表によると「球団と松井監督との双方協議により」休養が決まったという。 借金は15に膨らみ最下位を低迷。14日の日ハム戦からソフトバンク、ロッテと3カード続けてスイープされ、24日のオリックスの初戦にも負けて9年ぶりの8連敗を喫していた。18日には自力Vも消滅。客席にも空席が目立つようになり、球団としては、松井体制に限界を感じて残り98試合での挽回は不可能と決断したのだろう。 松井前監督は球団を通じて「厳しい戦いが続いているなか、変わらず声援を送り続けてくださるライオンズファンの 皆さまの期待に応えられず、大変申し訳なく思っております」と謝罪。「何とか巻き返しを図ろうと コーチや選手たちと共に戦ってまいりましたが、指揮をシーズン途中で渡辺GMに託すこととなりました。昨年からこのチームを率いて選手たちの成長には手応えを感じていましたが、それを結果に繋げることができなかったのは、指揮官である私の責任です」とコメントした。 各紙の報道によると、現場復帰することになった渡辺GMは、記者会見を開き、こう悲壮な決意を口にしている。 「松井監督だけの責任ではない。私もチーム全体を見る立場として非常に申し訳なく責任を感じている。まだ巻き返せる試合数がある。ここから、しっかり上を目指して戦っていく。チーム一丸となって、プロ野球人生を懸けて挑んでいく」 SNSやネット上では西武の決断に賛否の声が飛び交った。 「松井監督だけの責任じゃない」「松井監督に同情したい」「次々と主力選手の退団で弱体化を招いたフロントにも大きい責任がある」という同情論に、「不可解な采配も多くあったしチームがダルダルだった。結果が伴わない限り、稼頭央が責任を取るべき」「勝負に徹することができなかった。松井さんは監督という仕事に向いてなかっただけ」と、途中交代を支持する声もあった。
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