アメリカ“改造車”を多数所有!ガレージを“ミニカー”車庫にした「ホットウィール」コレクター
「ホットウィール」といえば、ミニカーとは思えないほど凝ったつくりの米国カスタムカー。そこには、世界のクルマ好きを夢中にさせるロマンが詰まっている。 ▶︎すべての写真を見る
その魅力をさらに深掘りすべく、前回に引き続き、ホットウィールコレクターのTWIN-MILLさんに話を聞いた。
改造車を手軽にたくさん所有できる
ホットウィールをコレクションする以前から、アメリカカルチャー全般に興味があり、クルマをカスタムする文化も大好きだったというTWIN-MILLさん。 「たまたま、なんですよ。いわゆるアメリカ雑貨を扱っているような店にふらっと入ったときに、なんだかすごくクールなミニカーが置いてあったわけです。 そこで、『こんなにカスタムされたミニカーがあるのか』と。元々、収集癖があってトミカとかもずっと集めていたんだけど、実在する改造車のミニカーっていうのが新鮮でした」(TWIN-MILLさん、以下同)。
「車高を低くした“チョップトップ”のような、改造された大型車ってすごくアメリカっぽくて好きなんだけど、改造車って、日本ではなかなか許されるものではない。 つまり、実車では環境的にもなかなか所有できないんですよ。でもホットウィールなら、このサイズで手軽に、それもたくさん所有できるなと」。
ホットウィールには、さまざまなサイズが存在する。最もポピュラーなのは、実車をおよそ1/64にスケールダウンした3インチで「ベーシック」と呼ばれるもの。これがいわゆる、レギュラーサイズだ。
「当時(1990年代後半)、ベーシックが本国で99セント。日本円で120円くらいです。ただ、そのころはまだ日本で正規販売されていなかったので、大体1500~2000円くらいで売られてたんですよ。もちろん、ぼったくりじゃなく需要と供給が成立していた。 古着と似たようなもので、おそらくアメリカで大量に買い付けて、それを実際のクルマを輸送するコンテナに詰め込んで運んでたんじゃないかな」。