アメリカ“改造車”を多数所有!ガレージを“ミニカー”車庫にした「ホットウィール」コレクター
ベーシックシリーズを基準に、ホットウィールには過去から現在まで、いくつかのグレードが存在する。 精巧で造形的なこだわりを感じさせる「コレクタブルズ」、そこからさらにグレードアップした「レジェンズ」。さらに、「コレクタブルズ」と同等のグレードとして発売された“100%ホットウィール”など、多岐にわたる。 言ってみれば、デニムやスウェットのタグの変遷と似たようなものか。要は「〇〇年代のアレ」という具合に、コレクションの目安となるわけだ。
「シリーズによって値段も違うし、メッキの処理の仕方とか、クオリティも全く異なります。時代によって異なる点で言えば、アメリカ製は初期のホットウィールだけで、’71年以降生産されていません。なので、今はなかなかお目にかかれないレアものです」。
購入ルートは身近にある!
とまあ、そんなところも古着やスニーカーを集める感覚と近いのかもしれない。だとすれば、コレクションする上での情報源はどこにあるのだろう。
「最初は、専門書や雑誌。あとは、ちょっとマニアアックだけど、中部地域のパーキングエリアにしか置いてないフリーペーパーなんかもあって、仕事で名古屋に転勤していたころはよく読んでましたね。今はもう、ほとんどXです。レアモノの出没情報とか、僕よりもすごいコレクターの方がたくさんいるので」。 購入先は主に、専門店やミニカーイベントだそう。稀に地方のリサイクルショップなどをのぞくと、掘り出しモノを安くゲットできることもあるらしい。 とはいえ、これはTWIN-MILLさんのようなツワモノの場合。これから集めようという人は、現行モデルから入るのが無難だ。
現在、現行モデルの購入ルートは、トイザらスなどのおもちゃ屋やイオンモールなどのショッピングモール、ヤマダ電機などの家電量販店が主流。場所によっては、ドン・キホーテやコンビニでも販売されているそうだ。 「最初はとにかく『コレ格好いいじゃん』くらいのノリで、自分の好きなモデルを買うのがいちばんですよ。 そのうち、『ブルーだけ』『ピンクだけ』みたいな“色縛り”とか、あるいは個人的な思い入れのある“車種縛り”とか、自分なりにテーマを作って集めていくのも楽しいと思います」。