ドラフト会議、西武3位指名の佐伯鶴城高・狩生聖真投手「日本のエースと呼ばれるようになりたい」
24日のプロ野球ドラフト(新人選手選択)会議で、佐伯鶴城高(大分県佐伯市)の狩生聖真投手(17)が埼玉西武ライオンズから3位指名を受けた。同校の選手の指名は2022年に同球団から2位指名を受けた古川雄大選手以来。 【写真】日本ハムの1位指名を受け、胴上げされる福岡大大濠高の柴田獅子=浦上太介撮影
佐伯市出身の狩生投手は1メートル86、73キロの体格から繰り出す最速150キロの直球が武器の本格派右腕。第2シードで臨んだ夏の大分大会では、準々決勝までの3試合計13イニングに登板し、2失点の好投を見せた。
この日、狩生投手は同校で、渡辺正雄監督(51)らと緊張した表情で会議のライブ映像を見守り、自分の名前が呼ばれると笑顔を見せた。野球部員らも胴上げをして喜びを分かち合った。
狩生投手は報道陣の取材に「小さい頃からずっとプロ野球選手になるのが夢だった。『日本のエース』と呼ばれるような投手になりたい」と抱負を語り、球団については「選手一人一人が明るく、互いに高め合っている」と述べた。
狩生投手の父・忠秀さん(51)は「(プロ野球では)これまで支えてくれた人たちに感謝しながら頑張ってほしい」と話し、渡辺監督も「2年前も古川選手が指名され、縁がある球団。やがては日本を代表する選手になってほしい」と期待した。