伊で洞窟調査中に滑落負傷 女性調査員の救助活動続く
ベルガモ、イタリア、12月17日 (AP) ― イタリア北部ロンバルディア州ベルガモの北東にある洞窟で12月16日、8人の仲間と調査中に滑落し負傷、閉じ込められた女性の救助活動が続いている。 オッタビア・ピアナさん(32歳)は、高湿度で気温が7℃から8℃のブエノ・フォンテノ洞窟の奥深くに閉じ込められている。 洞窟探検のエキスパートといわれるピアナさんは14日夕方、洞窟の未開部分の地図を作る調査中に、約5メートル落下して負傷した。 救助隊によると、ピアナさんは顔、肋骨、膝など複数の外傷を負っているが、気が張っており、反応もあるという。 調査チームのメンバーは14日夕方、地上に戻って初めてピアナさんが行方不明であることに気付き、救助隊に報告。救助隊は翌日遅くにピアナさんと連絡を取ることに成功したという。 救助隊は小型爆薬を使い、最後の100メートルを突破しようとしており、救助にどれだけ時間がかかるかは予想できないが、2~3日あれば十分だろうということだった。 (日本語翻訳・編集 アフロ)