土俵際まで追い込まれたグランプリ覇者の底力 松浦悠士が一番乗りでダイヤモンドレース進出「今年一番状態いい」/競輪祭
小倉競輪のナイター「朝日新聞社杯競輪祭・第2回競輪祭女子王座戦(G1)」は20日に2日目を開催。7Rの一次予選2を走った松浦悠士(34歳・広島=98期)に話を聞いた。 松浦が初日、一次予選1に続きキレのある走りで連勝を飾った。積んだポイントは合わせて「23」。選考順位も高く、4日目の優秀「ダイヤモンドレース」進出の一番乗りを果たした。 「(前を任せた)町田太我君の成長を感じました。感性に任せていたし、さすがだなと。それに太我が2着に残らないと(ポイントが足りず)二次予選に勝ち上がれないし2人で確定板に入れてよかった」と頼れる後輩の成長に目を細め、喜びを露わにした。 土俵際に追い込まれてからの集中力、そして何が何でも切り抜ける突破力は目を見張るものがある。前検日から「優勝しないとグランプリには出られない。取るつもりできました」と強い思いを示していたが、宣言通りに順調に勝ち上がり準決フリーパスの「ダイヤモンドレース」までコマを進めることができた。 「2日目は今年のなかで一番(状態が)いいんじゃないですか」と日に日に感覚も上がってきており更なる上積みも期待ができそう。3日目、21日は自身の34回目の誕生日。束の間の休息を経て、有言実行の決勝戦へ長い戦いに挑む。(netkeirin特派員)