体温で柔らかくなり体に合わせて伸縮する新感覚の素材「HUMOFIT®」
たとえば、介護や医療の分野でも需要があると思いますし、ウエアラブル端末によるバイタルセンシングの領域でも力を発揮できるはずです。リストバンドの形状ならばサイズは関係なく、手首にぴったりと程よくフィットします。おそらくテーマパークやライブなどの入場リストとしての役割も果たすかと思います。
ー「HUMOFIT®」は私たちの常識を塗り替える素材となりますか。 これまでは最初に物があって、そこに人が合わせている状態でした。ですが、人の体の形はさまざまで、個人差だけでなく、左右差もあれば、時間帯によっても変化します。靴を履いていても、朝方は良くても、夕方には痛みを感じてしまうこともよくあります。 ところが「HUMOFIT®」は、素材の方から人に合わせてくれるという近未来的な素材で、潜在的に求められていたもののように感じます。だからこそ「HUMOFIT®」は、新しい市場を創出できるのではないかと考えています。 ー「HUMOFIT®」を広げるために、どのような活動をされていますか。 素材メーカーは、これまでB to Bが中心だったので、そこまでホームページに力を入れていませんでした。私たちは、より多くのエンドユーザーに「HUMOFIT®」を知っていただき、その魅力を伝えるために、感性に訴えるホームページ作りに取り組んでいます。特にイメージしやすい動画を制作し発信しています。 あとは、加工の難しい「HUMOFIT®」を加工していただけるメーカーさんを探索、育成していくことです。「HUMOFIT®」に対する加工メーカーさんの技術力が増し、更に全国、全世界に増えてくれば、この新しい市場が拡大してくと考えています。 将来的には、多くの企業様に扱ってほしい素材です。取り扱っていただく企業様のお客様から、「HUMOFIT®」というブランドがあるから使ってみたいと言っていただけるものになるように、ブラッシュアップを進めていきます。