バレー中垣内、中田新監督が東京五輪へ決意表明「メダル狙う」
バレー中垣内、中田新監督が東京五輪へ決意表明「メダル狙う」 THEPAGE大阪
バレーボール日本代表の新監督に決まった中垣内祐一氏(現・堺ブレイザーズ部長)、中田久美氏(現・久光製薬スプリングス総監督)が26日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで会見し、東京五輪に向け決意表明した。「バレーボールに育てられた自分。恩返しのつもりで今回、監督を受けることを決めた。東京五輪では男子もメダルを狙いたい」と中垣内氏が宣言すれば、「日本チームの状況はとても厳しい。だからこそ(監督を)やらなきゃいけないと思った。バレーボール人生の最後、東京五輪に懸けたい。『戦う集団』になって、いい色のメダルを目指す」と中田氏も。新生ジャパンは2016/17プレミアリーグ終了後に始動する。また中田氏の後任の久光製薬監督には元堺ブレイザーズ監督でTeamCORE男子監督を務めていた酒井新悟氏が同日付けで就任。中田氏は総監督に就任する。 【拡大写真と動画】「堺ブレイザーズ」選手や中垣内部長が語る地元への思い
中垣内監督「恩返しの思いで受けようと決めた」
バレーボール界にご迷惑をおかけした自分が再びこういう場に戻り、監督として東京五輪に挑戦できるのは身が引き締まる思い。今回推薦をいただいて、当初は堺ブレイザーズのことがあったので引き受けるべきではないと思ったが、バレーボール、しかもナショナルチームで育てられた自分としては恩返しの思いで受けようと決めた。選手に命令するのではなく、選手が自分で考えて行動できるように手助けをしていくような監督でありたい。 若い有望な選手、U-23、U-20の選手をシニアに近い環境で一貫指導し、Vリーグや大学とも横連携して、最大限に育てて、彼らにメダルを獲らせたい思いでいる。できれば、スタッフ、アシスタントコーチなどに外国人を起用して、外国人の指導者から見た目、ありとあらゆる目からみて強化していきたい。技術面ではサーブに力を入れたい。またオポジットのポジションについても、どういう選手がふさわしいかみていきたい。オポジット中心ではないシステムも考えたい。 まずは世界選手権でベスト8を目指し、その後のワールドカップにどう挑むかを決めたいと思う。そして東京五輪では、男子もメダルを狙っていきたい。