小平智「過酷な環境の中で心も体も疲れた」 来季は日本ツアーを主戦場に
◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 最終日(6日)◇三木GC(兵庫)◇6993yd(パー71)◇晴れ(観衆3260人) 【画像】「日本プロゴルフシニア選手権」片山晋呉のガッツポーズ 小平智は1イーグル3バーディ、4ボギーの「70」でプレーし、通算14アンダー14位で大会を終えた。 「グリーン上ではラインが読めていなかったのが課題だけど、ショットが良くなってきた。来週に向けてはいい傾向」。次週のメジャー「日本オープン」(埼玉・東京GC)に向けて調子も上がってきた。 今季は6月まで米下部ツアーを主戦場にしてきたが、9試合をプレーして予選通過は2試合のみ。年間ポイントランキングも195位と低迷し、シード獲得には遠く及ばなかった。来季の米ツアー出場権を争うQT(予選会)は見送ることをすでに決めている。 「下部でもうまくいかなかったし、今年は受けない。メンタルもちょっとそうですが、過酷な環境の中で心も体も疲れていた。一旦休んで来年改めて挑戦したい。(米ツアーを)あきらめた気はないんですが、今年はちょっと休みたい」と率直な気持ちを明かした。
日本人最速の米ツアー出場15試合目で2018年「RBCヘリテージ」を制し、きょうまで走り続けてきた。 「7年間休みなし、ぶっ通しでゴルフをしていた。ちょっと心も体も限界だった。ゴルフが嫌いになってもイヤなので、休める時に休んで」と来季の主戦場は日本ツアーで、米ツアーはスポット参戦となる見込みだ。 現在の賞金ランキングは52位で、来季賞金シード(65位まで)の圏内にいる。例えシードを逃したとしても、規定にある『海外ツアーメンバー資格保有者が出場資格を失うこととなる翌年度にジャパンゴルフツアートーナメントに出場することができる』資格により来季も出場可能となる。(兵庫県三木市/玉木充)