【軽快さとエレガンスさ】 マセラティ・グランカブリオ V6ネットゥーノを積む新型が日本上陸
俊足さは健在
グランカブリオに搭載される3L V6ツインターボのネットゥーノ・エンジンは、レース用エンジンで培ったツインスパーク・プレチャンバー燃焼技術を採用し、高出力とフレキシビリティを実現。 今回導入されるのはトロフェオ仕様で、グラントゥーリズモと同じ550ps版が搭載される。ここに8速ATが組み合わせられ、AWDによりパワーを確実に路面に伝える。 グラントゥーリズモで初採用となったVDCM(車両ドメイン・コントロール・モジュール)はグランカブリオでも搭載され、コンフォート、GT、スポーツ、コルサの4つのモードを、走行条件や好みで選ぶことができる。 また、ADAS(アドバンスト・ドライバー・アシスタンス・システム)が装備され、マセラティ・アクティブ・ドライビング・アシストや、ダイナミック・ロード・ビューなどにより、あらゆる状況でドライバーをサポートする。 パフォーマンス的にはグラントゥーリズモに較べオープン化により車両重量が25kg増加したことから、最高速度316km/h(-4km/h)、0-100km/h加速3.6秒(+0.1秒)と僅かに低下しているが、俊足であることに変わりはない。 車両本体価格は3120万円となる。日本では5月8日から既に受注を開始しており、デリバリーは2024年第3四半期から開始される予定となっている。
マセラティ・グランカブリオ・スペック
価格:3120万円 全長:4966mm 全幅:1957mm 全高:1365mm 最高速度:316km/h 0-100km/h加速:3.6秒 燃料消費量:9.61km/L CO2排出量:228.1~240.2g/km 車両重量:1895kg パワートレイン:V型6気筒2992cc+ツイン・ターボチャージャー 圧縮比:11.0:1 使用燃料:ガソリン(95-98RON) 燃料タンク容量:70L 最高出力:550ps/6500rpm 最大トルク:66.2kg-m/3000rpm ギアボックス:8速オートマティック 駆動方式:AWD
上野和秀(執筆/撮影) AUTOCAR JAPAN(編集)