イスラエル軍は26日、イエメンの武装組織「フーシ派」が支配する国際空港などに空爆を行い、少なくとも6人が死亡しました。空港には当時、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長もいましたが、無事でした。 イスラエル軍は26日、イエメンの首都サヌアにある国際空港や複数の軍事施設に空爆を行いました。イスラエル軍は武装組織「フーシ派」の拠点を攻撃したとしていて、ロイター通信によりますと少なくとも6人が死亡しました。 空港には当時、WHO＝世界保健機関のテドロス事務局長がいて、飛行機に搭乗しようとした際、数メートル離れた場所に攻撃があったということです。テドロス氏にケガはなく無事でしたが、飛行機の乗員1人がケガをしたということです。AP通信によりますと、イスラエル軍はテドロス氏がいたことは把握していなかったと説明しています。 イエメンのフーシ派はパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するハマスに連隊を示し、これまでイスラエルに対し攻撃を繰り返していて、ロイター通信によりますと今回の攻撃に関しても「戦闘の激化にはさらなる激化で応じる」と述べ、報復を示唆しています。