ブライトン退任のデ・ゼルビにサッリ氏「私のイタリア復帰は失敗。プレミアに残るべき」
元ラツィオ指揮官のマウリツィオ・サッリ氏が、ブライトン指揮官退任のロベルト・デ・ゼルビ監督にアドバイスを送った。イタリアメディア『スポルティタリア』が23日のインタビューで伝えている。 今年3月、2シーズン半にわたって率いたラツィオの監督を辞任したサッリ氏は、レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督やアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督、フィオレンティーナのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督と、今季欧州カップ戦3大会の決勝に3人の同胞が進出したことについて語った。 「我々イタリア人指揮官が最強だ。平均レベルは他の国よりもやや上回っているように思う。あくまで漠然とした話であって、イタリア以外にも非常に素晴らしい指揮官がいることを否定するわけではない。ただ、私がクラブの会長ならイタリア人指揮官を選びたい。それから特に可能な限り多くのイタリア人選手を獲得したい。クラブは異なる考え方をしているようだけどね」 ブライトンのイタリア人指揮官デ・ゼルビは、今シーズン限りでの退任を決めた。かつてチェルシーで指揮を執った経験を持つサッリ氏は、44歳の若手指揮官へアドバイスを送った。 「デ・ゼルビには、プレミアリーグに残るようアドバイスしたい。私のイタリア復帰は失敗だった。過去に戻れるのなら復帰するつもりはない。(ロマン)アブラモヴィッチのチェルシーは1年以上残留するのが難しい環境だったが、別のクラブの指揮官として残ってもよかったと思っている」 続いて、元ラツィオ指揮官は中堅クラブのボローニャをチャンピオンズリーグへと導いたチアゴ・モッタ監督やセリエA残留を決めたヴェローナのマルコ・バローニ監督に賛辞を贈った。 「モッタは最高に素晴らしいシーズンを送った。ボローニャは若くて美しいチームだ。それにマルコ・バローニもヴェローナで並外れたシーズンを見せ、難しいセリエA残留の目標を達成した。モッタがユヴェントスへ行くのかどうかは分からないが、今のままであり続けられるよう努めるべきだ。将来のクラブのためにも、自身を曲げるべきではない。彼がカルチョに関する考え方を発展させていけるよう願っている」